感染症・災害対策研修
- 2024.03.15
- 高齢者福祉
- sensin
皆さん、こんにちは。
先日、ふたみシルバーケア豊壽園では、訪問介護ステーション・通所リハビリセンターと合同で、感染症・災害対策に関する研修を開催しました。
災害対策で最も大切なのは、日頃からもしもの時に備えておくことですが、全ての家庭で十分な備えがなされているとは限りません。
訪問先などで災害にあった時、有り合わせの資源で対応を迫られるケースも考えられます。
例えば新聞紙一枚で、このような簡易スリッパを作ることができます。靴底部分に折りたたんだ新聞紙やチラシを入れることで、さらに強度を高めることもできます。これがあれば割れたガラスの破片などから足を守ることができます。
普段から新聞紙をカバンに入れて携帯するなどしておくと、いざという時に役に立つかもしれません。
その他にも、ビニール袋の一部を切り抜いて、簡易な雨がっぱを作ってみました。
また、統計によると被災地で最も不足するのは『水』なのだそうです。飲料水として以外にも、生活用水として水が必要になる場面は、我々の想像よりもずっと多いのでしょう。
このように、新聞紙で作った簡易コップにビニール袋を被せると、ビニール袋の交換のみで繰り返し使えるため、衛生的でしかも洗うための水を節約することができます。
続いて、感染症対策として、ガウンテクニックについて改めて学ぶ機会を設けました。
ガウンと手袋の隙間をつくらない(肌が出ないようにする)、髪の毛もすべてヘアキャップの中へ入れる、手袋やガウンの外側は不潔部分のため触らないように内側から外すといった基本的な部分から、看護師の指導の下、繰り返し確認を実施しました。
最後に、業務中に実際に災害が起きたと想定し、どのような行動をとるべきかを考えました。
一口に業務中と言っても、被災時の状況は多岐にわたるので、様々なシチュエーションを想像しながら、皆で意見を出し合いました。
例えば、
・訪問先に向かっているときは?
→車を路肩にとめて安全を確保する。
→大きな被害がなさそうなら訪問先へ安否確認をおこなう。
・訪問中であれば?
→ご利用者様・職員ともに安全を確保する。
→状況に応じて非難をする。
→調理中なら、火をとめる。
・送迎中なら?
→近くの避難タワーなどへ誘導する
等々。
また、実際に災害にあったケースで、車からご利用者様をおろし、近くの住民たちと協力しながら避難所へ逃げた、ということもあるとのこと。
研修を終え、日ごろから『こうしたらいいかも』とシミュレーションすることは、もしものときに役立つ。また実際に災害に遭遇した時にどういった行動をとったのか、経験者の話を聞くだけでも知識として自分の糧になるので、法人のBCPを確認するなど良い機会となりました。
※最後になりましたが、能登半島地震による被害に遭われた皆様に心からお見舞い申し上げますとともに、お亡くなりになられた方のご冥福をお祈り申し上げます。
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