今しかできない宿題
- 2023.06.10
- 高齢者福祉
- sensin
皆さん、こんにちは。
ふたみシルバーケア豊壽園・訪問介護ステーションです。
近頃、朝の通勤時間や、ヘルパー訪問の道すがら、沿道を連れ立って歩く児童や学生の姿を見かけます。
早いもので新しい年度が始まって二カ月が過ぎようとしていますが、誰もかれもが真新しい制服に身を包み、まだまだ緊張の面持ちが隠せないと言った様子です。
それもそのはずで、彼らはこの4月に新校舎が完成したばかりの、二見浦小学校・二見中学校の生徒たちです。
二見浦小学校は、平成29年に今一色小学校と統合しましたが、海岸そばの立地であったことから、南海トラフ巨大地震による津波被害を想定し、高台への移転が計画されました。
そこで、海抜約15メートルの高台にあたる光の街での建設がスタートし、その後二見中学校の校舎移転に伴い、この2023年に市内初の小中学校併設校舎として完成をみました。
新校舎は3階建てで、1、2階が小学校教室、3階が中学校教室となっています。
児童生徒の数は全校で約550人。
筆者が通っていた中学校は、1学年が10クラスもあるマンモス校でした。
近年、各地で小中学校の統廃合が進んでいますが、少子化の現実が身近に迫ってきたことを実感させられます。
ですが、幅広い年代の生徒が同一の敷地で学ぶというのは、小中一貫校のような雰囲気でそれはそれで楽しそうと言いますか、得難い環境なのではないかと思います。
筆者が小学校に通っていた頃には、集団登下校や地域の行事等で、年代の離れた児童と交流する機会がありました。
自分が1年生の時には、6年生のお兄さんお姉さんが頼もしく見えたり、上級生になれば逆に自分が下級生をしっかりリードしなければと責任感のようなものが芽生えたり、多くの刺激を受ける機会であったことが記憶にあります。
少子化のマイナス面ばかりに目を向けず、子どもたちには今、この環境だからこそ得られる学びをたくさん経験してほしいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。次回もまたよろしくお願いいたします。
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