1192?1185?
- 2022.06.21
- 高齢者福祉
- sensin
こんにちは。
ふたみシルバーケア豊壽園訪問介護ステーションです。
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』が注目されている今こそ、この話題をお届けしたいと思います。
皆さんは、鎌倉幕府の成立した年を「1192(いい国)作ろう」と暗記しましたか?
或いは、世代によっては「1185(いい箱)作ろう」と記憶している方もみえるかもしれません。
実は、鎌倉幕府の成立には諸説があり、1180年頃から源氏が段階的に力をつけていき、源頼朝が征夷大将軍に就任したことをもって成立したとみなすものと、諸国に守護・地頭を設置したことを成立の条件とみなすものとがあります。
前者が1192年、後者が1185年です。
近年(2006年頃以降)では後者の説が歴史の教科書などでは採用されています。
どちらの年代が馴染み深いと感じるかは、その方の世代によって変わってきそうですね。
というわけで、今回紹介するのは、鎌倉時代を舞台としたこちらのゲームです。
1986年に、アーケードゲームとしてナムコからリリースされた『源平討魔伝』です。
『源平討魔伝』は、平家の武者である主人公「平景清」が地獄から蘇り、魔物に魂を売った悪の源頼朝を討つために鎌倉を目指すといったストーリーのアクションゲームです。
本来、歴史上の勝者である源頼朝を、悪役に仕立ててしまうという発想がユニークです。
実は、主人公の平景清は実在の人物で、史実では源氏を相手に奮戦するも捕らわれの身となり、獄中で最期を迎えるという悲劇的な人生を送っています。
その後、江戸時代にこの景清を題材とした人形浄瑠璃『出世景清』が発表されました。
獄中から脱出した景清が、源氏への復讐の為に単身鎌倉を目指すもあと一歩のところで討ち取られてしまうというストーリーになっています。
ゲームでは、こちらの人形浄瑠璃のストーリーが元ネタとなっているようです。
魔物に魂を売り渡したという奇想天外な設定の頼朝の手先である怪物が、道中次々と襲い掛かってきます。
頼朝の弟「源義経」もその一人です。
ドラマなどで美男子として描かれることが多い義経ですが、本作では道化チックなキャラクターとして登場します。
ステージの要所でボスキャラとして立ち塞がり、「ぎょえー」などと奇声を発しながら向かってくる姿は非常に印象に残ります。
本作では、スーパーマリオシリーズを彷彿とさせるようなアスレチックなステージもあり、ジャンプで穴を飛び越えていく必要があります。
穴に落ちても即ミスとはならず、奈落と呼ばれるステージに落とされ、ここで条件を満たせば復活できますが、失敗すればゲームオーバー。閻魔様のご機嫌次第です。
元はアーケードゲームである『源平討魔伝』ですが、後に様々な家庭用ゲーム機に移植されています。
筆者が子どもの頃にプレイしたのはどの媒体だったのか記憶が曖昧ですが、とにかく無茶苦茶難しいゲームで、不気味でおどろおどろしい雰囲気にビビりながらプレイして、結局クリアできなかった記憶があります。
今回プレイしたのはPS4とswitchでリリースされたアーケードアーカイブス版です。当時の雰囲気をそのまま、お手ごろな価格(税込867円)で楽しむことができます。
本作を久々にプレイしてみた感想として、やっぱりとにかく難しいゲームです。
それも当然で、当時のアーケードゲームはワンプレイ100円がほとんどですが、100円でクリアされてしまってはメーカーとしても困るわけです。プレーヤーに繰り返し100円を投入してもらえるように作らなくてはなりません。かといって難しすぎると匙を投げられてしまうので、簡単すぎず難しすぎずの絶妙な塩梅が求められるのです。
本作はというと、難しさの反面やりごたえがあり、何度も挑戦したくなるような面白さになっていると思います。しかも一度購入すれば無限に遊べるわけですからお得ですよね。
興味を持った方はぜひ遊んでみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。また次回もよろしくお願いします。
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