寒の内
- 2022.01.06
- 法人
- sensin
みなさん、明けましておめでとうございます。法人本部経営企画室の長岡です。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
それにしても、年末からずっと凍えるような寒い日が続き、県北では、時ならぬ降雪も記録するなど大荒れの空模様でしたが、皆さんお変わりありませんでしょうか。
我が家では、ベランダに年越し用の酒類を仕込んでおいたのですが、冷蔵庫に置くより余程キンキンに冷えていて逆に重宝いたしました。ただし、お酒を取りに外へ出るやいなや手がかじかんだり耳が痛くなったりで、帰途(?)は自然と小走りになったような次第です(笑)。
ことほど左様に、今年のお正月は、新型コロナに対する行動制限も少し緩和されていたこともあって、ほんとうに久しぶりにご家族がそろったり、ご親族や友人知人との再会を果たし昔話に花を咲かせたりと、去年に比べて賑やかなお正月を過ごされた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。リモートよりもやはり一家団欒、対面の方がずい分ホッとするものですね。
また、年末にあれだけせわしなく正月準備などに追われ、ムリヤリ帳尻を合わせるようにして年が暮れ、いざ新年の朝を迎えてしまうと、不思議なことに抱えていた重圧感がうそのようになくなり、スッキリと晴れやかな気持ちになってしまうのは、いったいどういう仕掛けなんでしょう。
去年やり残したことが山ほどあるにも関わらず、駅伝中継などを横目に見ながら「さて、今年の目標は―」と考え、去年とあまり代わり映えのしない事柄を半紙にしたためるのも、いつもの習慣となっているようです。ビジネスであれば「もっとちゃんと振り返らんかい!」と突っ込まれそうですが(笑)。
過ぎて行く 日を惜しみつつ 春を待つ ( 高浜 虚子 ・ 作 )
この5日には旧暦の「小寒」が過ぎ、「立春」までの約1か月間は「寒の内」という、1年中で最も寒い時期となっています。お正月で「新春」の気分を味わった後に、わざわざ極寒の期間を持ってくるのも、神の思し召しのようでもあり、実際、寒稽古や寒中水泳など修行にかかわる行事が盛んに行われています。
本格的な春の到来を前に、何にチャレンジするにも、今この寒さと対峙しつつ英気を養い、地道な努力を積み重ねておきたいものですね。では、また。
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