2021年11月

鬼かわいい!?

  • 2021.11.03
  • 高齢者福祉
  • Posted by | sensin

こんにちは 地域総合ケアセンターの日高です。

文化庁が毎年「国語に関する世論調査」をしているのをご存知でしょうか?

「現在の社会状況の変化に伴う日本人の国語に関する意識や理解の現状について調査し、

国語施策の立案に資するとともに、国民の国語に関する興味・関心を喚起する」ことを

目的として、全国の16歳以上の個人に調査をするというものです。

令和2年度の調査のなかで、こんな項目がありました。

 

あなたは、ここに挙げた(1)~(5)の下線部分の言い方を使うことがありますか。

それとも、ありませんか。

(1)「すぐ帰る」ということを、「そっこう帰る」と言う
(2)「騒ぐほどではないが確かに痛い」ということを、「じみに痛い」と言う
(3)「とてもおいしい」ということを、「めっちゃおいしい」と言う
(4)「とてもかわいい」ということを、「鬼かわいい」と言う
(5)「そっくり全部わかる」ということを、「まるっとわかる」と言う

 

ちなみに辞書等では、「めっちゃ」は関西地方などで、「まるっと」は日本の各地で、

以前から用いられていたとされているそうです。

「使うことがある」と回答した人の割合は、「めっちゃおいしい」が57.9%、「じみに

痛い」が39.8%、「そっこう帰る」39.0%となっています。

一方で、「使うことはない」と回答した人の割合は、「鬼かわいい」が93.9%、「まる

っとわかる」が87.9%となっています。

年代別にみると差があり、「めっちゃおいしい」、「じみに痛い」については、「使う

ことがある」の割合は、年代が下がるにしたがって高くなっています。

一方で、「まるっとわかる」、「鬼かわいい」については、「使うことがある」の割合

は、全ての年代で2割以下と低くなっていますが、「鬼かわいい」は、20 代以下でほか

の年代よりやや高くなっているという結果となりました。

「鬼」をつけるのは、より強い言い回しを好む若者言葉らしく、「鬼のように」を略して

「鬼うまい」「鬼強い」など言うのだそうです。

私が使うとしたら「鬼忙しい」なんて使えるでしょうか…