ヘルパーの車窓から Vol.9『西行はここにいる』
- 2021.09.04
- 高齢者福祉
- sensin
こんにちは。
ふたみシルバーケア豊壽園訪問介護ステーションです。
残暑も和らいで、だいぶ過ごしやすい気候になってきました。
今回のトピックスはこちら。
平安~鎌倉時代を代表する歌人、西行法師。
その西行が、二見で6年余りを過ごし、安養寺というところに庵を構えていたことは知られていましたが、具体的な所在地は不明でした。
それが近年の発掘調査で、光の街から遺構がみつかり、正確な場所が明らかになりました。
この安養寺跡地を西行ゆかりの地として、記念公園を整備しようというプロジェクトが進行しているとのこと。
ということでさっそく行ってみました!
光の街の整備予定地には、この地が遺構であることを示す案内板が建てられていました。
重機などが集められ、本格的な工事はまだこれからといった様子でした。
こちら、以前の記事でも紹介しました二見の海岸には、二見の松を詠んだ西行の句碑があります。
西行は、本名を佐藤義清(のりきよ)といい、出自は藤原家の一門で、上皇の身辺を警護する北面の武士でした。それが23歳で出家し、高野山で修行した後、日本各地を旅しながら様々な和歌を残したと伝えられます。
長い旅路の途中で、6年もの年月をこの二見で過ごしたというくらいですから、よほど感じ入るものがあったのでしょうか。
こちら二見町茶屋の旅館『賓日館』。
二見と西行のつながりを知ってもらおうと、夏休みの子ども向けに企画された展示イベント『そこに、西行がいた!』が、8月30日まで開催されていました。
企画したNPO法人二見浦・賓日館の会の奥野雅則会長によると、「西行と二見の縁を知らない地元の子も多い」とのこと。実際、恥ずかしながら筆者も寡聞にして知りませんでした。
「新古今和歌集」に最も多くの句が選出されるなど、日本史上を代表する歌人である西行。今回のプロジェクトをきっかけに、より多くの人にその名前を知ってもらえると良いと思いました。
『ヘルパーの車窓から』では、これからも伊勢の見どころをどんどん紹介していきます。
次回もまたよろしくお願いします。ありがとうございました!
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