地域の地蔵盆
- 2021.08.23
- 高齢者福祉
- sensin
皆様、こんにちは。津地区小規模多機能担当の田中です。
最近、私のブログでは地域の話題やホットスポットの紹介が多くなっております。
今回もご利用者様から聞いた昔からの行事を紹介させて頂きます。
明日24日は地蔵盆です。(地域によっては盂蘭盆会と呼んでいるところも。)
美杉小規模多機能型居宅介護施設シルバーケア豊壽園のある美杉町八知では24日は地元の住職による念仏が唱えられます。
地蔵盆(じぞうぼん)の法要です。
地蔵さんは子どもの守り神であるため、子どもたちが主役となって催されます。
地元のご利用者様の話では古くから地域や子どもの守り神として、地蔵さんが信仰されており、仏教に属する地蔵菩薩(八知においては大日如来)は人々を救済する存在で、昔(ご利用者様の若き頃、50年ほど前)はこの日を迎えると住職の念仏で地蔵さんを供養し、その後、お供え物をお下がりとして地元の子ども達に配ったりと、それは賑やかなことであった、と話されております。
そして、ちなみに仲山神社(美杉町八知にあります)この地蔵様の向かいにあります。
次に美杉ホットテラス・第二美杉小規模多機能型居宅介護施設シルバーケア豊壽園のご利用者様のお話。
下之川でも八知と同じように8月24日は地蔵盆の供養があったそうです。
今は人口減少の影響でそのような供養はやっていないとの事ですが、ところ変われば、やり方や考え方も変わるもので下之川には10地区の小場(小自治会)があり、それぞれの地区ではお盆になると盂蘭盆会として精霊様を家に迎え入れ供養を行った後、8月16日に精霊送りをする。
地蔵様(道祖神)の導きにより迷わずあの世に戻れるよう、この地域では盂蘭盆会(地蔵盆)の法要が行われていたようです。
そして、ちなみに仲山神社(美杉町下之川・牛蒡祭りで有名)
さて、下之川には「戸木」と言う地区があります。同じようにして久居にも戸木地区があります。
クリニックの患者様のお話で、実は下之川の「戸木」が本所で久居の「戸木」が分所、との事。
昔、この地区にはかなり人が住んでいた為、その一部の人が久居に移り住んだことが理由。また、一志地区と久居地区の境に雲出川を渡る「小戸木橋」がありますが、この橋も下之川の戸木地区の住民が橋を架けた、との話も聞きました。
この内容に関しては以前にこの地区にいた住職がそのようなことを話されていた、と地区のご利用者様も話しておられました。その真実は分かりませんが、少し興味の引くお話が聞けたと感じました。
以上、昔からの今どきの地域行事に関してご紹介させて頂きました。
それでは、またお会いしましょう。お元気で。
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