誕生!「医療的ケア児支援法」「Sensin NAVI NO.613」
- 2021.06.17
- Sensin NAVI
- sensin
皆様こんにちは、ブロガーのMるでございます。
今回お届けするSensin NAVIですが、「レッスンその613」となります。
・・・今回のお題は!誕生!「医療的ケア児支援法」「Sensin NAVI NO.613」をお送りします!
「前にもNAVIで紹介されてたわね」
「確かに・・・・」
「前は課題でしたが、今回は具体的支援に関する話です・・・」
「そのとおりだ!」
それでは!「Sensin NAVI NO.613」をお送りします。
今回紹介しますのは、医療的ケア児に関するお話です。
先日、「医療的ケア児」を法律上で明確に定義し、日本の歴史上、初めて国や地方自治体が医療的ケア児の支援を行う責務を負うことを明文化した法律の誕生が報道されました。
実際には令和3年9月に施行される予定となっているもので、題して「医療的ケア児支援法」です。
たんの吸引や経管栄養などの医療的ケアが日常的に必要な「医療的ケア児」は、現在全国に約2万人いるといわれています。
しかしながら一方でそうした医療的ケア児に対する支援は極端に不足しているそう。
現状は保護者が24時間ケアを担い、就労等の機会を失っている実態があります。
医療的ケア児への支援は、ケアに対応できる専門人材の配置や環境整備などが必要になります。しかし、そうした整備が一向に進んでいないのが現状で、サービスは必要も担い手もいないのが大きな課題でありました。
ここにして成立したのが今回の支援法で、医療的ケア児者家庭への支援拡充に繋がるはず・・・。
医療的ケア児支援法は、医療的ケア児を子育てする家族の負担を軽減し、医療的ケア児の健やかな成長を図るとともに、そのご家族の離職を防止することを目的としています。これが施行されることにより、これまで改正障害者総合支援法で各省庁および地方自治体の「努力義務」とされてきた医療的ケア児への支援が、「責務」に変わるわけです。
これがなにを意味するものか・・・・。
責務規定とは、これまでの「努力義務」よりはるか強制力が強いもの。
そしてこの施行に伴いさらに期待できることが、各自治体の地方交付税・・・。
医療的ケア児支援のための予算も配分されることになります。
結果各自治体がその強制力のもと、それら予算を糧に、医療的ケア児支援事業を進めていくことができるわけです。
もう少し具体的にお話すると、
保育所、認定こども園、家庭的保育事業等や放課後児童健全育成事業、さらには学校での医療的ケア児の受け入れに向けて支援体制を拡充していくことになります。
各自治体は、こうした支援体制の拡充に向け、医療的ケア児が家族の付き添いなしで希望する施設に通えるよう、
保健師、助産師、看護師若しくは准看護師(以下、看護師等)又は喀痰吸引等を行うことができる保育士若しくは保育教諭(以下、保育士等)の配置をすることになるわけです。
今後法制度の施行を受けて、各自治体も動き出すことになります。
医療的ケア児に対する支援、その拡充と展開に期待したいところです。
「きめ細かな支援、是非実現してほしいな・・」
以上!誕生!「医療的ケア児支援法」「Sensin NAVI NO.613」をお送りしました。
それではまた。
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