障がい者支援「地域生活支援拠点」とは?「Sensin NAVI NO.595」
- 2021.05.09
- Sensin NAVI
- sensin
皆様こんにちは、ブロガーのMるでございます。
今回お届けするSensin NAVIですが、「レッスンその595」となります。
・・・今回のお題は!障がい者支援「地域生活支援拠点」とは?「Sensin NAVI NO.595」をお送りします!
「せ、生活拠点・・?」
「ん?聞きなれんな…」
「地域生活支援拠点ですよ・・・」
「むむ!」
それでは!「Sensin NAVI NO.595」をお送りします。
今回は「地域生活支援拠点」のお話。
地域生活支援拠点とは、国の基本指針より、
「障がい者の重度化・家族の高齢化や親亡き後を見据え、居住支援のための五つの機能を有した拠点を整備し、障がい者等の生活を地域全体で支えるサービス提供体制を構築する」もの。
この拠点には機能を集約した多機能拠点整備型と、地域における複数の機関が分担して機能を担う面的整備型がありますが、こちらは地域の実情に応じて整備を行うこととしています。
その指針に示す拠点の5つの機能とは?
(1) 相談
緊急時の支援が見込めない世帯を事前に把握した上で常時の連絡体制を確保し、障がいの特性に起因して生じた緊急の事態等に必要な相談支援を行う機能
(2) 緊急時の受入れ・対応
短期入所を活用した常時の緊急受入体制等を確保した上で、介護者の急病や障害者の状態変化等の緊急時の受入れや医療機関への連絡等の必要な対応を行う機能
(3) 体験の機会・場
病院や施設、親元からの自立にあたって、障がい福祉サービスの利用や一人暮らしの体験の機会・場を提供する機能
(4) 専門的人材の確保・養成
医療的ケアが必要な者や行動障がいを有する者、高齢化に伴い重度化した障がい者に対して、専門的な対応を行うことができる体制の確保や、専門的な対応ができる人材の養成を行う機能
(5) 地域の体制づくり
地域の様々なニーズに対応できるサービス提供体制の確保や、地域の社会資源の連携体制の構築等を行う機能
・・・を言います。
この地域生活支援拠点等の全国の整備状況ですが、令和2年4月1日時点で、469市町村となります(全国の自治体数:1741市町村)。
この拠点は、障がい者の重症化や高齢化、あるいは親亡き後を見据え、地域生活を支えるためのもの。
ですので、その整備の促進や機能の充実を図ることを目的に、この拠点等に位置付けられた場合には、「加算」という形で算定できることになっています。
以下がその加算の内容となります。
①市町村が地域生活支援拠点等として位置付けた居宅介護事業所等について、地域生活支援拠点等として緊急対応の役割を担うことを評価する加算
対象は居宅介護、重度訪問介護、同行援護、行動援護、重度障害者等包括支援など、1回50単位となります。
②市町村が地域生活支援拠点等として位置付けた短期入所事業所について、地域生活支援拠点等として緊急時の受入対応等の役割を担うことを評価する加算
対象は短期入所のほか、重度障害者等包括支援もそうで、100単位/日がプラスされるものとなります。
このように、これから必要とされている「地域生活支援拠点」。これからますます整備されていくことになりますが、介護の「地域包括ケアシステム」同様、重要なものにあることに違いありません。
「なるほど、大事だな・・・」
以上!障がい者支援「地域生活支援拠点」とは?「Sensin NAVI NO.595」をお送りしました。
それではまた。
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