保育園で育つもの・・・
- 2021.03.28
- 児童福祉
- sensin
保育事業部の古林です。
各保育園、幼稚園の卒園式も終わり、今年度も残りわずかとなりました。
各園とも、卒園式の前に、お別れ会があり、卒園児と在園児が「いままでありがとう」と感謝の気持ちを伝えあいました。
豊野保育園でも、3月11日にお別れ会があり、卒園児が前に出て、歌を歌い終えると、感極まったRくんが、「先生やみんなと別れたくない!」と大声で泣きだしました。
それにつられて、他の卒園児も、在園児まで、泣き出す子も・・・
その後、4歳児の部屋をのぞくと、まだ泣いている子の姿が・・・廊下から見ていたKくんが、そばに行き、「4月になっても、ぼくが、わし組(学童保育)に来るから、泣かんでも大丈夫やよ!」と話しかけていました。
「俺なんか全然さみしくないわ!」と強がりを言いながら、「おんぶして!」と背中にとびついてくるHくん。どの子も友だちとのお別れや、小学校への期待と不安で心がはちきれそうになっている様子がうかがえました。
そんな中でも、後に残る小さい子たちへの思いやりや、優しい気持ちがしっかり育ってくれて嬉しく思います。
40歳になった時の人格は、6歳までの経験と生活習慣によって作られるといわれています。保育園生活の中で、目に見えてできるようになったこともたくさんありますが、目には見えないけれど、保育園生活の中だからこそ育まれたものがきらっと光った瞬間でした。
4月にはみーんな新しい環境になりますが、ドキドキわくわく楽しいことがいっぱいの1年になりますように・・・
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