介護保険制度の今とこれから『2021』「Sensin NAVI NO.544」
- 2021.03.01
- Sensin NAVI
- sensin
皆様こんにちは、ブロガーのMるでございます。
今回お届けするSensin NAVIですが、「レッスンその544」となります。
・・・今回のお題は!介護保険制度の今とこれから『2021』「Sensin NAVI NO.544」をお送りします!
「これまた壮大だこと!」
「ふん!制度改正を前にしてだな・・・」
「確かに、振り返りは大事です・・」
「そのとおり!!!」
それでは!「Sensin NAVI NO.544」をお送りします。
さて、いよいよ施行間近の介護保険制度の改正!
今回の改正を経て、介護報酬は全体で0.7%UPします。
例えば通所介護ですと、1回の利用で約100円上がります。
これはご利用者負担が1割として考えていますので、実際には多く上がる方もみえるはず。
今回の改正では、多くの加算が見直され、かつ運営基準が大幅に変更されます。
特にNAVIでも紹介する「科学的介護」による実践は、これからの経営に大きく影響するものとなります。
介護データベースであるCHASEとの連動が求められる中、おそらく大半の介護サービス事業所はその読解に勤しんでみえるはず・・・。
またこのコロナ禍における救済措置も発動されます。
介護事業者は今回のコロナウイルスにより、全体的に疲弊している状況です。
感染予防や地域の感染状況の把握、ご利用者やご家族への連絡や調整、また所属するSTAFFに対する理解など、事業運営と事業管理に加え、このコロナ渦の対応がまた大きく負担となっているわけです。
そんな中、今回設けられるのが、新型コロナウイルス感染症への対策費。
令和3年4〜9月の期間限定とはなりますが、すべての基本料金に0.1%を上乗せすることができます。
介護報酬については、現在ご利用者が1〜3割を負担します。残りは税金からなる公費税金と介護保険でほぼ折半されています。
国全体の介護に係る費用ですが、年々増加傾向にあります。
高齢化の進展に伴い、介護や支援が必要な方の増加や介護期間の長期化など、介護のニーズはますます高まっています。
そんな高齢者を対象とした介護として、社会全体で支えあう仕組みとして始まったのが、
「介護保険制度」となります。
今から約20年前のお話です・・・。
この介護保険制度は、市区町村が保険者となって運営していますが、国、県、医療保険者、年金保険者等が共同して支えています。
40歳以上の皆さまが加入者(=被保険者)となって保険料を納め、介護が必要となったときにはサービスが利用できる仕組みになっています。
この介護保険制度・・・
始まった2000年はその費用は約3兆6,000億円でしたが、この2020年度の予算では約12兆4,000億円とほぼ3倍となっています。
この掛かる費用については、今後も増加する見込みで、2025年の団塊の世代が後期高齢者になる時代には、さらに膨張するとされています。
こうした背景の中、ご利用者の負担額もどんどん増加しています。
当初一律一割負担として導入された介護保険制度も、その財源の厳しさから、いまや3割負担まで生じています。
今回の改正では反映されませんでしたが、一律2割案も浮上した昨今。
また、高額介護サービス費の上限もまた見直されることになり、ご利用者負担はますます増えるばかりです。
介護サービスの利用控えなどの課題も生じる中、40歳以上を対象とした介護保険料も増加傾向にあります。
当初は3,000円未満であった介護保険料も、一部の地域では月額10,000円近い介護保険料を伴う状況にあります。
もはや国の財源では賄いきれない状況の介護保険制度・・・。
今後どうなっていくのか?
令和3年度の改正も然り、今後の動向にもとにかく注視したい、そんな介護に関する状況をお伝えしました。
以上!介護保険制度の今とこれから『2021』「Sensin NAVI NO.544」をお送りしました。
それではまた。
サイト内検索
最近の投稿
- 2024.11.21 法人
- インスタグラムはじめました。
- 2024.11.19 高齢者福祉
- 防災訓練を行いました
- 2024.11.18 児童福祉
- 読んでもらったよ!
- 2024.11.16 児童福祉
- 園外保育に行きました