2021年2月

令和3年度介護保険制度改正「科学的介護」「Sensin NAVI NO.528」

  • 2021.02.15
  • Sensin NAVI
  • Posted by | sensin

皆様こんにちは、ブロガーのMるでございます。

今回お届けするSensin NAVIですが、「レッスンその528」となります。

 

 

 

 

 

・・・今回のお題は!令和3年度介護保険制度改正「科学的介護」をお送りします!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「本格的にはじまるのね・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「科学的介護はおそらくこれからの介護のSTANDARDになる・・・」

「だからこそ、我々は目を背くことなく、前向きに捉えていく必要がある」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いつにも増して真面目なコメントですね・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それだけ重要なポイントだからな!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは!「Sensin NAVI NO.528をお送りします。

介護報酬は原則として3年に1回改定されることとなっています。
令和3年度はその改定時期にあたり、改定率はまず0.7%増。
ほとんどのサービスの基本単価について1単位~2単位のプラス改定ということになりますが、
実際にはそうではありません。サービスによっては、またご利用者層によっては微増又は減収しそうです。
さて、この0.7%増のうちの0.05%分については、新型コロナウイルス感染症対策のための費用とされています。
その為、令和3年4月1日から令和3年9月30日までの間、基本単価に0.1%上乗せするということです。

 

そして今回の改正では、感染症対策やBCPの策定、虐待防止の強化などが運営基準に明確に盛り込まれることになります。これまで施設系で義務化されていた各「委員会」の一部が、全サービスに拡張されることから、施行後からの経過措置を見据えた取り組みを行っていく必要があります。これら運営基準の見直しは、今後実施される各行政単位での実地指導等の着眼点として必ずチェックされることになります。

運営基準違反にならないよう、「指針の作成」「委員会の開催」「研修の実施」等法の定めに沿った対応が求められます。
そんな中、今回着目して紹介したいのが・・・
「CHASE・VISIT情報の収集・活用とPⅮCAサイクルの推進」
これは介護サービスの質の評価と科学的介護の取組みをより推進するもの。

これまでのNAVIでも紹介してきましたデータベース「CHASE」と「VISIT」。

この活用がますます推進されることになります。

多くのサービスにつて、このデータベースと、そのデータ提出後のフィードバックの活用が、

「加算化」されることになります。

 

ADL維持等加算など、既存のデータベースを必要とされていた加算も、より実効性をもてるよう、単位や要件が大きく見直されることになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新たな加算で言えば、すでに公開されている内容として・・・

 

 

 

「科学的介護推進体制加算」

「栄養アセスメント加算」

「栄養マネジメント強化加算」

「個別機能訓練加算」

「排せつ支援加算」

「褥瘡マネジメント加算」

 

・・・など、その数は多数にのぼります。

 

 

 

これらのねらいは、

やはり「科学的根拠に基づく介護を普及、派生」させていくことにあります。

「根拠に基づく介護の統一」を、まさにこのデータベースにより実現させていこうとしているわけです。すでに医療分野ではこうした概念と考え方が普及しており、多くの事案にて取り入れられています。つまりは医療分野だけでなく、介護の分野においても進められることになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「CHASE」の収集項目は、

大きくADL、栄養、口腔、嚥下、認知症の各領域です。

 

 

各介護サービス事業所は、利用者のそれら情報を集約し、「CHASE」に提出することになります。

しかしながら、この「CHASE」。

 

 

単に提出するだけでなく、全国から得た多くの情報をもとに、提出された事業所に対するフィードバックを行います。

全国から集められた情報から、いわゆる客観的な評価と回答が得られる仕組みとなっています。

そのフィードバックに基づき、事業所の特性やケアの在り方等を検証し、ご利用者のケアプランや計画への反映、さらには事業所単位でのPDCAサイクルの推進、ケアの質の向上の取り組みに繋げていこうというわけです。

これが「CHASE」による科学的介護の推進で、その取り組みを評価する形として、今回新設されるのが上記のような加算、ということです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なお、

・ご利用者の状態やサービスの内容等の幅広い情報を集める「CHASE」

 

・リハビリの情報に特化した「VISIT」

 

…がそれぞれあるわけですが、よりこれらの活用の推進を目的に、

令和3年度4月からはこの「CHASE」と「VISIT」を一体的に統一した名称に変更されます。

 

それが科学的介護情報システム「LIFE(ライフ)」です。

 

 

LIFEは「Long-term care Information system For Evidence」の略となります。

 

 

 

 

 

以上!令和3年度介護保険制度改正「科学的介護」をお送りしました。

それではまた。