国家資格「PO」について。「Sensin NAVI NO.482」
- 2020.12.27
- Sensin NAVI
- sensin
皆様こんにちは、ブロガーのMるでございます。
今回お届けするSensin NAVIですが、「レッスンその482」となります。
・・・今回のお題は!国家資格「PO」についてをお送りします!
「PO・・・?」
「どういうことよ?」
「あのPOですね!」
「知らんやろ!!」
「…てか、誰やっけ?」
「忘れないでくださいよ~」
「・・・というか、俺も知らんぞ・・。むむむ・・💦」
それでは!「Sensin NAVI NO.482」をお送りします。
POは義肢装具士のことで、
英語表記でProsthetist and Orthotistを言います。
略してPO(ピーオー)なわけです。
海外では義肢の専門家をProsthetist、装具の専門家をOrthotistと呼び、個別の資格としている国がありますが、
日本ではひとつの資格としています。
このPOは、義肢装具士法に基づく国家資格のひとつとなります。
リハビリテーションチームを構成する医療従事者の一員となりますが、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士など他のリハビリテーションスタッフとは異なり、一般に製作会社に勤務するものです。
ちなみに、理学療法士はPT、作業療法士はOT、言語聴覚士はSTと略します。
POである義肢装具士は、患者様の身体をギプス等で型をとり、その型をもとに義肢装具を製作します。
金属、プラスチック、皮革、繊維材料などの材料にて、工作機械や手工具で加工する技術が必要となります。
もちろん装具に不具合があれば原因を突き止めます。個々に合わせた調整を経て、最終的に適合した義肢装具を提供する、大切なお仕事です。
さて、そんな義肢装具士ですが、
障がいを持つ方のスポーツやレクリエーションのサポートのほか、途上国などに対する国際支援活動など多岐に渡って活躍しています。
この義肢装具士は、国家資格のひとつに数えられます。厚生労働大臣の免許を受けて、義肢装具士の名称を用いて、医師の指示の下に、義肢及び装具の装着部位の採型並びに義肢及び装具の製作及び身体への適合を行う者を言います。
なお、義肢装具士の業務は、
「採型」「製作」「適合」の3つに大別でき、
採寸・採型
組立(製作)
仮合わせ(中間適合)
仕上げ(完成)
最終適合(納品)
・・の順序で行われます。すべてではありませんが、大半はこの順々によるもの。
また義肢と装具だけでなく、車椅子や杖、座位保持装置、自助具などの、いわゆる福祉用具を扱う場合もあります。
さて、そんな義肢装具については、
義肢と装具という個別の言葉を組み合わせた用語です。ここで参考までに、それぞれについて説明します。
・義肢(Prosthesis)
病気やケガなどにより手や足を失った方が、装着する器具。手の代わりになるものを義手、足の代わりになるものを義足と呼びます。義肢は、元の手や足の機能と形を復元するために装着、使用する人工の手足のこと。
・装具(Orthosis)
病気やケガなどにより手や足、腰や首など体の部位に、痛み、損傷、麻痺などが生じたときに、治療や症状の軽減を目的として装着する器具。
手や腕に装着する装具を上肢装具、脚に装着する装具を下肢装具、腰、胸、首に装着する装具を体幹装具と呼びます。また、治療やリハビリ、日常生活の補助などの目的で使用するもの以外にも、予防や矯正を目的とするものもあります。
上記の義肢や装具については、年々進化を続けています。耐久性はもとより、その機能性のほか、外見でも一見見分けがつきにくいものなど、多くのものが存在しています。
最後に、この資格の取得方法を紹介します。
養成校(義肢装具学専攻)や大学学科内の義肢装具コースで専門的知識・技術を修了し、
義肢装具士国家試験の受験資格を得てから、試験に合格することで資格を取得します。ただし、大学によっては義肢装具士の養成校ではなく、学科内にて義肢装具士を目指すコースとして存在する大学もあります。
以上!国家資格「PO」について。をお送りしました。
それではまた。
サイト内検索
最近の投稿
- 2024.11.21 法人
- インスタグラムはじめました。
- 2024.11.19 高齢者福祉
- 防災訓練を行いました
- 2024.11.18 児童福祉
- 読んでもらったよ!
- 2024.11.16 児童福祉
- 園外保育に行きました