介護職員基礎研修とは?。「Sensin NAVI NO.481」
- 2020.12.27
- Sensin NAVI
- sensin
皆様こんにちは、ブロガーのMるでございます。
今回お届けするSensin NAVIですが、「レッスンその481」となります。
・・・今回のお題は!介護職員基礎研修とはをお送りします!
「基礎研修・・・初任者じゃなく?」
「かつての研修の名称だ!」
「介護に係る資格もこれまでにたくさん誕生しましたからね・・・」
「そのひとつが介護職員基礎研修だ・・」
それでは!「Sensin NAVI NO.481」をお送りします。
介護職員基礎研修をご存知でしょうか。
これは平成18年度に創設された資格のことで、残念ながら現在は廃止されています。
少子・高齢化の進展に伴い、介護の仕事に従事する人材の確保、およびサービスの質向上を目的につくられたもの。
対象は介護職員として従事しようとしている人で、介護業務を行う上での基本姿勢や基礎的な知識、技術を習得するのが主な内容となっています。
介護職員基礎研修を修了するには、講義・演習を360時間、施設実習を140時間履修することが条件でした。
ただし、すでに訪問介護員養成研修を修了している場合、修了済みの研修と重複する内容は免除されます。
介護職員基礎研修のカリキュラムは以下の通りです。
・生活支援の理念と介護における尊厳の理解(30h)
・老人、障がい者等が活用する制度およびサービスの理解(30h)
・老人、障がい者等の疾病、障害等に関する理解(30h)
・認知症の理解(30h)
・介護におけるコミュニケーションと介護技術(90h)
介護職員基礎研修が廃止された理由は、
やはりそもそも介護人材の養成体系が複雑だったことが挙げられます。
従来、介護の資格は数多く存在しており、複数の資格を取得する場合に学習内容が重複してしまうことがありました。
また、どの資格を取得すれば国家資格である「介護福祉士」の受験資格となるか分かりづらい状況にあったわけです。
このことから、養成体系を整理し、
「初任者研修修了→実務者研修修了→介護福祉士」
・・と、キャリアパスを簡素なものにする目的に、かつての介護職員基礎研修が廃止となりました。
介護職員初任者研修は、比較的少ない時間で取得できるもので、従来の旧ホームヘルパー2級に相当します。
次のステップである介護職員実務者研修を修了することで、介護福祉士試験の受験資格のひとつを満たすことができます。
ですので、現在介護職員実務者研修は、介護福祉士を目指すための登竜門に位置付けられています。
・・では、この介護職員基礎研修の今の位置付けはどうなのか?
すでに廃止されていることから無効なのか?
・・決してそんなことはありません。
介護職員基礎研修自体の開催は廃止されましたが、現在もその資格の効力は保たれています。
実際、すでに介護職員基礎研修を取得している人は、次項に記載する条件を満たせば、介護福祉士を目指すことが可能です。
「介護職員基礎研修」と「喀痰吸引等研修」の両方を修了していれば、介護職員実務者研修修了と同様の効力は発生します。
つまりは介護福祉士の受験資格となるわけです。ですので、これに加えて実務経験を3年以上積むことで、介護福祉士試験に受験することが可能になります。
このように「介護職員基礎研修」と「喀痰吸引等研修」を修了していれば、介護職員実務者研修同様介護福祉士の受験資格のひとつになるわけです。
以上!介護職員基礎研修とは?。をお送りしました。
それではまた。
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