「カイゴ」の原点Ⅱ。「Sensin NAVI NO.480」
- 2020.12.26
- Sensin NAVI
- sensin
皆様こんにちは、ブロガーのMるでございます。
今回お届けするSensin NAVIですが、「レッスンその480」となります。
・・・今回のお題は!「カイゴ」の原点Ⅱ。をお送りします!
「前回の続きね・・・?」
「介護の原点だな!!」
「いやカイゴの原点です・・・」
「なぬ!??」
それでは!「Sensin NAVI NO.480」をお送りします。
そのNumber2となります。
介護とは、障がい者の生活支援、或いは高齢者・病人などを介抱し世話をすることを言います。
前回は介護のあらましから、介護と介助の区別についてなどを紹介しました。
さて、そもそも日本の介護観ですが、
従来より「両親は息子や親族が面倒をみるもの」という価値観が当たり前でした。現在のような福祉が体系されたのも、近代以降であって、それも戦後以降の話。
それでも全くなかったわけではありませんが、やはり親族等の比重が色濃いものでした。
しかしながら、少子高齢化や核家族化の進行、医療の進歩に伴い寿命が延びたことにより、介護を行うご家族もまた高齢者であるという問題が浮き彫りになります。
それがいわゆる「老老介護」で、ご家族にとってはより重い負担となっているわけです。
また老老介護の苦労や負担に耐え切れず、介護する子が親を殺めてしまうなど、介護疲れを理由とした辛い結果にも繋がっています。
現在では要介護者を抱えたご家庭のご苦労のほか、介護される側の心境などが広く一般的知られるようになりました。
その為、ご家庭だけでなく、社会全体で支え合ういという価値観が定着しつつもあります。
そんな中で、地域全体で支えていけるような仕組みづくりが提唱されています。
それが地域包括ケアシステムであり、また共生社会となります。その為には、既存の社会資源だけでなく、いわゆるインフォーマルなサービスも存在も大切です。また地域を支える自治会や民生委員、さらには各種団体など、多くの参画者が必要です。
そしてなにより大事なのが、その地域に住むひとりひとりのマンパワーです。
マンパワーなくして、地域福祉の発展はない
・・・とまで言われていますが、まだまだ浸透するまでには至っていません。
そして最近では、老老介護だけでなく、
「8050問題」が社会問題とされています。
いわゆるひきこもりの長期化と高齢化から引き起こされる社会問題を言います。主に50代前後のひきこもりの子どもを、80代前後の親が養っている状態を指します。経済難から生じる生活の困窮のほか、社会的孤立、病気や介護といった問題によって引き起こされるリスクが指摘されているわけです。
こうした社会問題も、これからの介護を考える上での重要な課題とされています。
以上!「カイゴ」の原点Ⅱ。をお送りしました。
それではまた。
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