制度改正の前に「老人福祉法」。「Sensin NAVI NO.477」
- 2020.12.24
- Sensin NAVI
- sensin
皆様こんにちは、ブロガーのMるでございます。
今回お届けするSensin NAVIですが、「レッスンその477」となります。
・・・今回のお題は!制度改正の前に「老人福祉法」をお送りします!
「老人福祉法の話ね・・・」
「介護保険制度改正の前にその原点を知る!!まさに大事なことだ」
「確かに、納得です・・・」
「ふっふっふ・・・」
それでは!「Sensin NAVI NO.477」をお送りします。
この法律では、その基本的理念をこう表記しています。
「老人は、多年にわたり社会の進展に寄与してきた者として、かつ、豊富な知識と経験を有する者として敬愛されるとともに、生きがいを持てる健全で安らかな生活を保障されるもの」
・・・と。
老人福祉法は今でも存在するもので、「老人福祉施設」「福祉の措置」 「老人福祉計画」「有料老人ホーム」などを定めた法律。
老人福祉施設とは、 特別養護老人ホーム、介護老人保健施設などのことをいいます。
一方、2000年の介護保険法は介護保険制度について定められた法律で、 保険の給付や介護サービスなどについての法律となります。
施設などの概要について定められているのが老人福祉法、 サービスや保険給付などについて定められているのが、 介護保険法ということです。
老人福祉法に基づく老人福祉施設は、
具体的には、
老人デイサービスセンター、老人短期入所施設、養護老人ホーム、特別養護老人ホーム、軽費老人ホーム、老人福祉センター、老人介護支援センターのこと。
それぞれ老人福祉法上の定義がありますが、大半が介護保険事業として事業展開しています。
同じような法律に、老人保健法たるものがあります。
これは高齢者の医療の確保に関する法律のこと。
「国民の高齢期における適切な医療の確保を図るため、医療費の適正化を推進するための計画の作成及び保険者による健康診査等の実施に関する措置を講ずるとともに、高齢者の医療について、国民の共同連帯の理念等に基づき、前期高齢者に係る保険者間の費用負担の調整、後期高齢者に対する適切な医療の給付等を行うために必要な制度を設け、もって国民保健の向上及び高齢者の福祉の増進を図ること」
・・・を目的とした法律のこと。
すごく長い目的文ですが、つまりは高齢者の医療の確保に関する事項を定めた法律。
かつては老人保健法として制定されていましたが、平成18年の健康保険法等の一部を改正する法律(平成18年6月21日法律第83号)第7条の規定により、題名改正を含む大幅な改正が行われ、2008年4月1日に現在の題名に改正されています。
その後、今ある後期高齢者医療制度が発足しています。
さて、そんな老人福祉法ですが、介護や支援を行う事業者はもちろんのこと、高齢者の権利や尊厳を守る上でも非常に大事な制度となります。
以上!制度改正の前に「老人福祉法」をお送りしました。
それではまた。
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