CHASEとVISIT 。「Sensin NAVI NO.469」
- 2020.12.19
- Sensin NAVI
- sensin
皆様こんにちは、ブロガーのMるでございます。
今回お届けするSensin NAVIですが、「レッスンその469」となります。
・・・今回のお題は!CHASEとVISIT 。をお送りします!
「チェイスはわかるけど、Visit?」
「リハビリに特化したデータベースだな!」
それでは!「Sensin NAVI NO.469」をお送りします。
今回の令和3年度の介護保険制度改正は、全体的にはプラス改定と言われています。
しかしながら、そのプラスは介護報酬ではなく、やはり加算を取得した上での考え方となります。
全サービス対象に協議されている内容について、前回のNAVIでも幾つか紹介したところです。
そのうち、
「CHASE・VISIT 情報の収集・活用と PDCA サイクルの推進」を焦点に話を進めていきます。
これは全てのサービスにおいて、
「CHASE」と「VISIT」の活用を推進したもの。
「CHASE」と「VISIT」にて、例えば計画の作成や事業所単位での PDCA サイクルのほか、ケア自体の質の向上が期待されています。
さて、そんな双方について、今回のNAVIでは詳しく紹介していきたいと思います。
まず通称「CHASE」ですが、
正式には Care, HeAlth Status & Events 。
2020年度から本格運用が開始されたもの。
このCHASEの目的は、「科学的介護」の実践。
介護サービスにおけるエビデンスを集めて情報を蓄積し、それを分析することによってご利用者に提供される介護サービスの根拠を提示できる必要があるとしています。
つまりは、介護分野のエビデンスを集めるデータベースこそ、「CHASE」なわけです。
「CHASE」という名称は、介護サービスの介入を示す「Care&HeAlth」、ご利用者の状態を示す「Status」、ご利用者の情報を示す「Events」を組み合わせた造語。この「CHASE」のデータベースは、電子情報として蓄積していきます。
一方の「VISIT」。
これは、
monitoring & eValuation for rehabIlitation ServIces for long-Term careの略称のこと。
通所リハビリテーション事業所、訪問リハビリテーション事業所からリハビリテーション計画書等の情報を収集しているデータベースを言います。
通所リハビリテーション及び訪問リハビリテーションの介護報酬において、
①調査(Survey)
②計画(Plan)
③実行(Do)
④評価(Check)
⑤改善(Action)
…のSPDCAサイクルを通じて、心身機能、活動及び参加にバランスよくアプローチするリハビリテーションが提供されるよう継続的に管理することを評価した「リハビリテーションマネジメント加算」等が存在しています。
事業所がリハビリテーションマネジメント加算等を算定する場合、以下の内容についてを定められた様式で作成することが必要です。
様式1:興味・関心チェックシート
様式2:リハビリテーション計画書(アセスメント)
様式3:リハビリテーション計画書
様式4:リハビリテーション会議録
様式5:プロセス管理票
様式6:生活行為向上リハビリテーション実施計画
通所・訪問リハビリテーションの質のデータ収集等事業においては、これらを電子的に入力できるようにする必要があります。そしてその内容を国に提出してフィードバックが受けられる仕組みを構築します。現在、まだまだ実績は少ないものの、続々と導入されているそう。国としても今後もさらなる拡大を推進しています。
さて、そんな介護領域のデータベースですが、
大きく分けると本体の
①「介護保険総合データベース」
そして…
②「通所リハビリテーション・訪問リハビリテーションの質の評価データ収集等事業のデータ」
…があり、そこにさらに追加されたのが、補完的役割をも担う
③「CHASE」です。
これらのデータ解析に基づき、効果的な介護サービスの計画・提供・見直しが行われる仕組みを構築していきます。
また将来的には、ケアプランや認知症ケア等の人工知能化、そして科学的に効果がある介護サービスの確立など、様々な利用につながるものと期待されています。
以上!CHASEとVISIT をお送りしました。
それではまた。
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