国家資格「精神保健福祉士」。「Sensin NAVI NO.466」
- 2020.12.15
- Sensin NAVI
- sensin
皆様こんにちは、ブロガーのMるでございます。
今回お届けするSensin NAVIですが、「レッスンその466」となります。
・・・今回のお題は!国家資格「精神保健福祉士」をお送りします!
「三福祉士のひとつね・・・」
「介護福祉士、社会福祉士に並ぶ福祉に係る国家資格のことだ」
「そうですね・・」
「ぬ?」
それでは!「Sensin NAVI NO.466」をお送りします。
精神保健福祉士は、英語にて Psychiatric Social Workerと表記します。
精神保健福祉士法で位置づけられた、精神障がい者に対する相談援助などの業務に携わる人の国家資格。俗にPSWと略称されます。介護福祉士と社会福祉士を含め、三福祉士のひとつに位置付けられています。
この精神保健福祉士は、精神保健福祉士法に基づく名称独占の資格。
精神保健福祉士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもって、精神科病院その他の医療施設において精神障がいの医療を受け、又は精神障がい者の社会復帰の促進を図ることを目的としています。
その目的とする施設を利用している方の地域相談支援の利用に関する相談、その他の社会復帰に関する相談に応じ、助言、指導、日常生活への適応のために必要な訓練その他の援助を行うことを業とする者をいいます。
精神保健福祉士の仕事は、精神障がい者とその家族からの相談を受け、助言をしたり、適切な訓練を行ったりします。
具体的には様々で、例えば医療費や生活費などの手配紹介、社会復帰ための日常訓練、会話の練習、就労支援、就職してからの職場への定着支援などが主な仕事内容となります。
また、精神保健福祉センターや保健所などでメンタルヘルス啓発活動に携わったりすることもあります。
「障害者自立支援法」、そして「障害者総合支援法」など、障がい者に係る法制度の整備を契機に、精神的な障がいがある人たちの支援も、
「入院医療中心型から地域生活中心へ」
…と変化していきます。
その変化に伴い、精神保健福祉士の仕事内容も、地域や家庭、職場、学校などと連携を重視するように変化していったわけです。
さて、同じ福祉の資格の中に「社会福祉士」があります。
精神保健福祉士と似ているようにみえますが、実際は異なります。中身はもちろん、根拠となる法律も異なります。
ですが、この2つの資格には支援対象者に違いがあるものの、試験では共通科目も多く、実際に両方の資格を持って活躍する人も多いのが特徴と言えます。
先述したように、精神保健福祉士の資格を取得するためには、国家試験を受けて合格しなければなりません。
この国家試験は「年に1回」のみ実施されています。令和2年に実施された第22回精神保健福祉士国家試験では、その受験者数は約6,600人。
ほかの社会福祉士や介護福祉士と比較すると受験数は低いですが、その合格率は62.1%。約4,000人の方が合格されています。
この合格率については、ほぼ例年60%台で、養成施設の卒業者が大半を占めているそうです。
さて、現代の日本はストレス社会と言われています。そんな中で、精神障がいを抱えている人は日本全国に320万人いると言われているそう。
その年齢層も様々で、大人だけでなく子どもにも多く、今後も精神疾患の数は増えていくものと予想されていおり、精神保健福祉士の役割は、ますます重要になるとされています。
最近では施設や病院だけでなく、学校などの教育機関や一般企業でも精神保健福祉士のニーズが高まってきています。
精神保健福祉士の就職先を最後に紹介します。
精神科の病院がほとんどでしたが、最近ではいろんな分野で活躍されています。
精神科のクリニックのほか、就労支援事業所、相談支援事業所或いは保健所、精神保健福祉センターなどがそう。
障がいの状態に応じて就職の相談、仕事先の紹介や職場への安定支援を行うことを目的、ハローワークでも精神保健福祉士の資格を活かすことができます。そして児童福祉司の資格として精神保健福祉士が必須条件となり、児童相談所の相談件数が増えている現在、ニーズの大きい就職先のひとつとなっています。
以上!国家資格「精神保健福祉士」をお送りしました。
それではまた。
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