義務化する「介護職員の資格」。「Sensin NAVI NO.460」
- 2020.12.08
- Sensin NAVI
- sensin
皆様こんにちは、ブロガーのMるでございます。
今回お届けするSensin NAVIですが、「レッスンその460」となります。
・・・今回のお題は!義務化する「介護職員の資格」をお送りします!
「あの話ね・・・」
「確かこの前のNAVIでも紹介してたわね」
「むむむ!気になる内容だ」
「今後どうなることやら・・・」
「要チェックや!」彦一?
それでは!「Sensin NAVI NO.460」をお送りします。
厚生労働省は、先日
来年4月の介護報酬改定で、すべての無資格の介護職員に「認知症介護基礎研修」の受講を義務付ける方針を固めました。
これは、サービスの質の底上げとご利用者の尊厳の保障につなげることを目的したもの。
具体的には、介護サービスを担う全ての人に、認知症ケアについて正しい知識を身に付けてもらう考えです。
さて、この方針が如何に私たち福祉業界に影響していくのか?
つまりは、これまで無資格でも働くことができたものができなくなる…。
一定の資格もしくは、今回示される認知症に掛かる研修が最低必要になるわけです。
福祉業界は、今後さらに人材不足が深刻化していきます。介護の担い手が枯渇する中、外国人労働者の雇用も、ビザや新型コロナウイルス感染症から半ば歯止めがかかりつつあります。その中での入り口からの必須要件は、配置基準を満たす上でも、介護力を担保するためにも大きな壁なりかねません。
もちろんな認知症ケアの充実を図る上での、一定程度の知識等質の担保も重要です。
質を求めるがゆえとは言え、地域や事業によっては非常に苦しいものになりそうな予感がしてなりません。
さて、今回必須とされる最低限の資格が認知症介護基礎研修。
もちろん介護初任者研修や実務者研修、介護福祉士を保有していれば問題ありません。
要は現時点の無資格者、そして今後無資格の方が介護を目指す際に必要になるということ。
認知症介護基礎研修のカリキュラムは6時間。
認知症の人の理解、対応の基本、ケアの留意点などを学習する内容です。
介護労働安定センターの昨年度の調査結果では、
・看護師
・社会福祉士
・介護福祉士
・ケアマネジャー
・ホームヘルパー
…といった、介護に係る資格を何も持たない方は、介護職員全体のおよそ6%だったそうです。
また厚生労働省は、今回の認知症介護基礎研修を全てeラーニング化すると説明しています。
認知症の方が年々増加している中で、こういった研修で認知症に関しての正しい認識を広めていくことは非常に良いこと。
しかしながらやはり懸念するのは、質と量の確保とバランスかと。
この方針は、現時点で制度改正後、3年間の経過措置が設けられる予定となっています。
この経過措置中にどう変化していくのか?
経過措置後の3年を経た介護業界は如何に!?
以上!義務化する「介護職員の資格」をお送りしました。
それではまた。
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