ICTによる基準緩和。「Sensin NAVI NO.440」
- 2020.11.17
- Sensin NAVI
- sensin
皆様こんにちは、ブロガーのMるでございます。
今回お届けするSensin NAVIですが、「レッスンその440」となります。
・・・今回のお題は!ICTによる基準緩和をお送りします!
「ICT・・・噂のシステムね・・」
「そう!!まさにこれからはICTの時代。システムなくして業務改善はなし得ないのだ!」
「まあ結局は人ですけどね・・・」
「あたぼうよ!」
それでは!「Sensin NAVI NO.440」をお送りします。
介護業界における人材不足はもはや大きな課題。
来るべき2025年問題、社会保障費の膨大、拡がる様々なニーズなど、当面の課題が点在する中、
やはりこの業界を担うのは「人」です。
いわゆるそのマンパワーの希薄が、大きくこの業界に影響を与えています。
そもそもの生産人口の低下と少子高齢化の我が国において、これからどう向き合っていくのか。
そんな中でも、介護保険における基準もやはり変化しつつあります。それがいわゆるICT、システム導入による業務の効率化と簡素化です。膨れあがる事務作業の圧縮と、少ない人数でもサービスや事業が持続できるよう、様々なシステムがこの業界にも誕生しています。
見守りセンサーやケアカルテなど多くのシステムが取り上げられる中、そうしたシステムを積極的に活用することによる基準緩和も実施されています。
それが特養や短期入所生活介護における夜勤職員配置加算の一部緩和。
システムの導入等ある一定の要件を満たすことにより、本来必要な人員配置基準を緩和することができるようになりました。
そんな中、いま国が協議しているのがさらなるシステムの推進と、それに伴う人員配置基準の緩和となります。
今協議されているのが、特養における「夜勤職員配置」と「夜勤職員配置加算」それぞれ。
後者については、従前から設定されている要件を見直し、新たに二段階とするもの。
そして前者は、これまで特養に設定されていた夜勤職員の人員配置そのものに関する内容です。
従来型特養では、例えば以下のような基準があります。
1人夜勤で最大25人以下
2人夜勤では60人以下
3人夜勤は80人以下
4人夜勤は81人~100以下
それをシステム導入による諸要件を満たすことで、
1人夜勤で最大25人以下=30人以下
2人夜勤では60人以下=75人以下
3人夜勤は80人以下=100人以下
4人夜勤は80人~=101~
・・とすることができるもの。
「なんと!?」
※審議中のものですので、現時点で決定しているものではありません…。
つまりは、従来型特養で定員100名の場合、これまで夜勤職員は最低基準上4名必要だったものが、
3名配置で構わなくなるということ。
ただし、この配置が適用されるのは要件が存在します。単にシステムを導入しているから・・・といった感じではありません。
まだまだ協議中ですが、すでに案として公表されています。そのひとつが、施設内の全床(全ベッド)に見守りセンサーの設置。
定員100名であれば、100床分の見守りセンサーが必要ということ。
ほかにも要件はありますが、これらをすべて満たすことが、今回の夜勤職員の配置緩和となります。
まだ確定とは言い難いですが、審議会の中ではこのような具体的数値まで明らかになっています。
以上!ICTによる基準緩和をお送りしました。
それではまた。
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