霜月 時雨 冬支度
- 2020.11.16
- 法人
- sensin
みなさん、こんにちは。法人本部経営企画室の長岡です。
秋もいよいよ深まり日脚も短くなってまいりました。
木枯らし1号の便りを聞くにつけ、寒さも一層身に染むようになりましたが、いかがお過ごしのことでしょう。
落ち葉を踏みしめるカサコソという足裏の感触や、田畑の外れに立ち昇る野焼きの煙を見るたびに、少し寂しいような気持ちにもなってきますね。
一方、秋の山は、「山粧う(よそおう)」と言われるように、スギやヒノキなどの常緑樹の中に、黄色や紅色、茶褐色などが縞模様や斑点模様を描くように、所どころを際立たせています。
それらの紅葉が、近頃では里にも降りて来て、街路樹や公園の木々をも染め上げ、やがて落葉するであろう種々の葉っぱに、光のコントラストを加えながら最後の躍動感を与えているようにも見受けられます。
ところで、11月の和名はご存知のように「霜月(しもつき)」です。
理由には諸説あるようですが、文字どおり「霜が降りる月だから」というのが一番有力で、実際に霜が降りるには少々時期的に早いようですが、旧暦と新暦の誤差が1か月程度あること考えれば、もう間もなく初霜が訪れることでしょう。
それに関連して、秋から冬にかけては天候も変わりやすく、今降ったかなぁと思ったらあっと言う間に去ってしまい、暫くするとまた、そぼ降るような冷たい雨を「時雨(しぐれ)」と称し、「今年もいよいよ時雨の降る季節になってしまったなぁ」と、いやが応でも次の季節への備えを実感させてくれます。
ちなみに、桑名名物の「しぐれ煮」ですが、この時雨の降る時期に採れるハマグリが一番美味しいことから命名されたのだとか。
まずやる気 起こすことより 冬支度(ふゆじたく) (作・稲畑廣太郎)
昔の人々が、厳しい寒さを乗り切るため、秋に収穫した食べ物を保存食にしたり、家屋や庭木の手入れを入念に行うなど、命を守るために十分すぎる準備をしてきたことに思いを馳せると、生活様式の変化した現代に生きる我々は、如何に恵まれているかを改めて気づかされます。
新型コロナウイルスやインフルエンザへの対応に加え、空調機器や屋根・外壁等の点検、衣類やカーテン等の入れ替えなど、出来ることから早目に手を付けておきたいものですね。
更には、寒さに耐えうる体力づくりのため、さまざまなスポーツにチャレンジするのもお勧めですが、オーバーワークしないようくれぐれもご自愛のほどを。では、また。
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