振り返る「地域密着型サービス」。「Sensin NAVI NO.409」
- 2020.09.26
- Sensin NAVI
- sensin
皆様こんにちは、ブロガーのMるでございます。
今回お届けするSensin NAVIですが、「レッスンその409」となります。
今回のお題は!振り返る「地域密着型サービス」をお送りします!
「小規模多機能介護ね・・」
「違ぁぁう!!」
「小規模多機能型居宅介護だ!!!!」
「地域密着型サービスって、ネーミングが少し長いですよね」
「とにかく覚えるべし!」
それでは!「Sensin NAVI NO.409」をお送りします。
要介護者の住み慣れた地域での生活を支えるため、
身近な市町村で提供されることが適当なサービス類型(=地域密着型サービス)が創設されました。
①指定権限を市町村に移譲
②その市町村の住民のみがサービス利用可能(A市の同意を得た上で他の市町村が指定すれば、他の市町村の住民が利用することも可能
③ 市町村(それらをさらに細かく分けた圏域)単位で必要整備量を定めることで、地域のニーズに応じたバランスの取れた整備を促進
④地域の実情に応じた指定基準、介護報酬の設定
⑤指定(拒否)、指定基準、報酬設定には地域住民、高齢者、経営者、保健・医療福祉関係者等が関与
・・・をポイントとして考えられています。
創設されたのは平成18年の法改正。当時は以下の6つの地域密着型サービスが新たに誕生したわけです。
○夜間対応型訪問介護
○認知症対応型通所介護 (認知症デイ)
○小規模多機能型居宅介護
○認知症対応型共同生活介護 (認知症対応型グループホーム)
○地域密着型特定施設入居者生活介護 (有料老人ホーム等)
○地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護 (地域密着型特別養護老人ホーム)
さらに平成24年には、以下の2つの地域密着型サービスが創設されます。
○定期巡回・随時対応型訪問介護看護 (24時間地域巡回型訪問サービス)
○複合型サービス※2015年に看護小規模多機能型居宅介護に名称変更
そして平成28年には、小規模型通所介護が「地域密着型通所介護」として移行されています。
○地域密着型通所介護
それぞれ地域ごとに独自に展開されている地域密着型サービスですが、
指定地域密着型サービス事業者の指定は、申請に基づき、市町村長が行うことから、
・定期巡回・随時対応型訪問介護看護
・小規模多機能型居宅介護等のサービス
・・・については、介護保険事業計画に基づくサービスの見込量の確保及び質の向上の観点から、市町村長の判断により、期間を定めて公募による事業者の指定を行うことができるようになっています。
こうした公募を経て、事業を運営できるわけですが、
例えば小規模多機能型居宅介護については、全国で約5000か所あるとされています。平均登録者数は約17名で、決して高い登録率ではありません。
基本登録定員は25名ですが、条件を満たすことでその登録定員を29名に変更することもできます。
ですが、サービスの機能性にくらべ、月額報酬額であること、重度者の対応が難しいなどの事由から、なかなか伸びが悪いようです。
またもうひとつ!定期巡回・随時対応型訪問介護看護は、
全国で約500か所と、これまた少ない状況と言えます。
地域によっては、0ないし、ひとつしかない実情があり、市町村単位での指定であることから、いかにサービスが浸透できていない状況が垣間見えるかと思います。
ちなみに三重県でも2ないし3か所のみで、それぞれの地域をみても、マンパワーや法人規模等にて、都市部での運営が主だっているようです。
以上!振り返る「地域密着型サービス」をお送りしました。
それではまた。
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