『音』を『楽』しむ
- 2020.09.23
- 高齢者福祉
- sensin
こんにちは。鈴鹿居宅介護支援センターの田中です。
日中は陽ざしにはまだ夏の名残がありますが、日の長さは少しずつ短くなってきました。
多くの植物にとっては実りの秋、昆虫たちにとっては次の世代へのバトンタッチや越冬に向けて活発に活動する時期になりますね。
併設のデイサービスでも、今月の音楽活動では『秋』をテーマにし、秋にちなんだ童謡・唱歌を楽しんで頂いています。
私もケアマネジャーの業務の傍らピアノ伴奏で参加し、ご利用者様の健康増進のお手伝いをさせて頂いています。
ピアノは初級レベル・・・ですが、ご利用者様と一緒に楽しむ気持ちは熱く!!
このコロナ禍、おうち時間を有効に過ごそうと思い、某通信講座で
『音楽健康指導士』(※1)という資格を取りました。
音楽活動で歌う曲や歌う順番について、毎回デイサービスの職員さんと打ち合わせをします。
今回9月21日に行った音楽活動では、まずご利用者様の緊張を解きほぐすために、「365歩のマーチ」で始まりコミュニケーションを取りやすい雰囲気を作りました。
続いて、「赤とんぼ」「紅葉」「故郷の空」「里の秋」と、子どもの頃からお馴染みの童謡を歌って頂きました。
童謡や昔の流行歌を聴いたときに、その頃の思い出や体験を思い出すことは、認知機能の向上に繋がります。
みなさん「子どもの頃に戻ったみたいやわ~」と笑顔。
この日は敬老の日ということで、余興としてザ・ドリフターズの「ヒゲダンス」のテーマを伴奏しながら、職員のお手製のヒゲを付け、ダンスと一芸を楽しんで頂きました。
音楽健康セッションとしては、運動も加えながら行うことがより効果的ですが、大切なことは何よりもご利用者様自身が「音を楽しむ」ことだと思っています。
これからも音楽活動を通して、ご利用者様の健康寿命(※2)増進のサポートができればと思います。
※1 音楽健康指導士は、音楽健康セッションというレクリエーションプログラムを実施し、参加者の方々が楽しみながら身体機能や認知機能・口腔機能の維持向上を目指せるようサポートする役割を持ちます
※2 健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間
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