何が正しくて 正しくないのか
- 2020.09.06
- 高齢者福祉
- sensin
鈴鹿シルバーケア豊壽園の黒田です。
デイサービスと言ったら、「リハビリ」や「入浴」といったイメージが強いかと思いますが、そもそも「リハビリ」をしてどれだけの人が機能向上するのでしょうか。
基本方針においても、「可能な限りその居宅において、その有する能力に応じ自立した・・・機能維持又は向上を目指し・・・」
よくよくご利用者様と接してみると、「リハビリ」をするという行為よりも、するという「意欲」が大事なことであって、その「意欲」どれだけ引き上げていくことの方が大事だと思っています。
50歳の方が、中途障害などで機能訓練をして機能向上を図るのは分かります。
しかし80歳の方においては半分以上の方が骨粗しょう症であったりと、腰や背中に痛みを伴う方ばかりです。
関節を動かすのも大変なのに痛みを我慢し無理して機能訓練をする必要があるのでしょうか。
ご家族様はリハビリをやってもらいたい。ご本人様はリハビリをすることで家族が喜んでくれるし、行動などで迷惑をかけたくない・・・
これって無理に頑張らなければならないってことですよね。
ご利用者様にお話を伺うと、大半の方が何かしら痛みを抱えていることが分かりました。(腰・肩・首など)
もちろんリハビリはしないよりは、した方が良いと思います。元気でいたいという思いがあるからです。
この8月~鈴鹿のデイサービスでは、ゆったりリハビリを行い、その後からだの痛む箇所をしっかりアプローチをかけて緩和させていただくプログラムを立てました。
「痛み」があるのに、一生懸命リハビリをしても機能向上は図れないのではないでしょうか。
でも「痛み」を取り除くことが出来たら、機能向上につながっていくのではないかと。
ご利用者様の痛みを治すとは言いませんが、今よりも良くなってもらいたい。
心地よくゆったりと過ごしてもらいたい。また行きたいと思っていただきたい。ただそれだけです。
このプログラムをスタートするにおいては、法人職員さんよりたくさんご指導や支援をしていただきましたので、少しご紹介させていただきます。
福祉用具の職員さんにより2階の機能訓練スペースに在宅をイメージした生活機能維持向上を目的とした訓練スペースを作っていただきました。
ここまでやってくれるとは・・・本当に感動しました。
福祉用具の職員の皆様本当にありがとうございました。
※出来上がりは後日チラシができる予定なので、その際掲載させていただきます。
また、8月~リラクゼーションを行うにあたり、当法人が運営する「リラステーション」に研修をさせていただき、高齢者マッサージの注意点や痛み部分へのアプローチの仕方を親切丁寧に教えていただきました。
リラステーションの皆様本当にありがとうございました。
何が正しくて 正しくないのか。正直答えがでません・・・
今出来る最大限のことを模索し、前に進むしかありません!
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