9月1日に思うこと・・・
- 2020.09.01
- 高齢者福祉
- sensin
みなさま、こんにちは。
津地区第二・鈴鹿地区老人介護事業部の竹下です。
今日9月1日は防災の日です。そして、通常であれば、2学期の始まりの日です。通常であれば待ち遠しかったり、場合によっては辛い日であったり・・・。
しかし、今年は新型コロナウイルスによる変則的な日常生活となっており、津市は8月17日~、鈴鹿市は8月24日~から2学期が始まる等、市町によって様々です。
しかし、それでも9月1日という日は、いろんな意味で皆様にとっても特別な日であることには変わりないのではないでしょうか?
7月頃から、新型コロナウイルス蔓延の第2波がやってきて、私たちの意識もさらに大きく変わろうとしています。
そこで学んだこと・・・怖いのは、新型コロナに感染することではなく、感染が身の回りに起きた際に、その周囲への対応であったり、風評被害への対応であったりと、まさにその部分が問題であるということ。私たちの専門分野である認知症で例えると、物忘れや見当識障害のような中核症状が問題ではなく、それに伴う不安や被害妄想のようなPTSD(周辺症状)と同じようなことなのではと思います。
そのコロナ渦において、社会全体がITツール(例えばzoom)を駆使して、いろいろなリモートワークの取り組みは目覚ましい発展を遂げてきました。
そして、ある日、職場の朝礼のデイリーレポート(この職業を行う人が大切にすべき価値観が日めくりで書いてある冊子)で耳にした内容・・・
本人の声がこんな形で実現というテーマで、障がいのある方がタブレットでの通学が保証されれば身体や心の障がいがある子どもも就学可能になるはずだと、従前からいくら訴えても突っぱねられてきた。
しかし、今回の事態で、期せずして企業も学校も取り組みだした。という内容のものでした。
前段で述べた学校教育のこと、コロナ渦に関係なく、何らかの理由で小学校や中学校に行きたくてもいけないお子様たちにとっても、このリモート授業を受けれる環境を作ることは、救世主になるのではと思っています。
このデイリーレポートの最後に書いてあるように「本人に向き合えているのか」「あきらめさせていないか」を本気になって考える時期に来ていると思います。
9月1日を悪い意味での特別な日にしないために、防災の取り組みだけではなく、このような取り組みが日本の教育社会全体でも取り入れられることを切に願います。
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