医療・福祉の「ラヒホイタヤ」。「Sensin NAVI NO.376」
- 2020.08.16
- Sensin NAVI
- sensin
皆様こんにちは、ブロガーのMるでございます。
今回お届けするSensin NAVIですが、「レッスンその376」となります。
・・・今回のお題は!医療・福祉の「ラヒホイタヤ」をお送りします!
「ラヒホ・・イタヤ・・?」
「聞かん言葉だ!」
「フィンランド語でLähihoitajaですね。ちなみに英語では Licensed practical nurseです・・」
「知らんやろ!」
「いやいや、意外と知っていますよ、彼は」
それでは!「Sensin NAVI NO.376」をお送りします。
・・・さて皆様は「ラヒホイタヤ」をご存じでしょうか。
少子高齢化で不足が懸念される福祉人材。
その確保のために厚労省が参考にしようとしていたフィンランドの医療・福祉系の共通基礎資格のことを言います。
日本語で「准看護師」に相当するもの。
・・・しかしながら、結果的に「日本版ラヒホイタヤの導入」は見送りになっています。
その見送りが決定したのが今から約5年前のお話。
最終的には、
国家資格である「保育士と介護福祉士」に関し、双方の試験科目の一部免除による資格取得が進められることになります。
・・・では、当時議論されていた日本版ラヒホイタヤとはそもそもなんなのか?
今回は敢えてその日本版ライホイタヤについて、ご紹介したいと思います。
このラヒホイタヤ制度で統合が検討されていた資格は、
例えば保健医療分野であれば准看護師、 歯科助手、リハビリ助手、救急救命士など。
ほかにも社会サービス分野では、いわゆるホームヘルパーや保育士が挙げられていました。
従来のホームヘルパーの質の向上や介護人材の離職者減少、さらには質の高い労働で短時間・高賃金の労働が可能になる等の利点が当時挙げられていました。
また、ラヒホイタヤ修了者は、保育園で働いた後に高齢者事業のホームヘルパーや精神障がい者施設でも働くことが可能とし、さらには、介護・保育・障がい者施設をまとめた上で、ラヒホイタヤ制度によって一人の職員で保育と介護を兼任させようと考えられていました。
このように、資格の統合を検討したものの、福祉の現場関係者からのヒアリングなどを通じた結果その実現は半ば断念されたわけです。こうした議論を通して導き出されたのが、冒頭もお話ししました「保育士或いは介護福祉士が双方の資格を取得しやすい仕組みづくり」・・・です。
以上!医療・福祉の「ラヒホイタヤ」をお送りしました。
それではまた。
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