2020年7月

「アルツハイマー型認知症」の基礎概要。「Sensin NAVI NO.359」

  • 2020.07.23
  • Sensin NAVI
  • Posted by | sensin

皆様こんにちは、ブロガーのMるでございます。

今回お届けするSensin NAVIですが、「レッスンその359」となります。

 

 

 

 

 

・・・今回のお題は!「アルツハイマー型認知症の基礎概要」をお送りします!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「難しい病気よね・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「代表的な症状として、BPSDがあるな!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「BPSD・・・」

Behavioral and Psychological Symptoms of Dementiaのことですね・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、また英語・・・(💦)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっぱ繋がらないですね・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは!「Sensin NAVI NO.359」をお送りします。

 

 

さて皆様は「アルツハイマー型認知症」をご存じでしょうか?

 

アルツハイマー型認知症は、簡単に言うなれば、「脳が萎縮していく病気」のこと。

英語表記で「Major Neurocognitive Disorder Due to Alzheimer’s Disease」で、

認知機能低下、人格の変化を主な症状とする認知症の一種であり、認知症の60-70%を占めるとされています。

日本においては、

認知症のうちでも「脳血管性認知症」「レビー小体病」と並んで最も多いタイプ。

 

 

 

 

 

症状は様々で、進行する認知障害が特徴と言われています。

認知障害は、記憶障害・見当識障害・学習障害・注意障害・視空間認知障害・問題解決能力の障害など。

こうした症状は、無論生活を送る上で様々な支障が生じることになります。

進行し重症度が増すと、摂食や着替え、意思疎通なども出来なくなり、最終的には寝たきりになったりします。

階段状に進行すると言われる脳血管性認知症と異なり、徐々に進行する点が特徴的。

症状経過の途中で、被害妄想や幻覚(とくに幻視)が出現する場合もあり、暴言・暴力・徘徊・不潔行為などの問題行動(いわゆるBPSD)も・・・。

 

 

 

現在、この病気に対する様々な研究が実施されていますが、決め手となる治療法は残念ながらいまだありません。

なお、全世界の患者数は約350万人以上と言われています。

大半は65歳以上ですが、中には若年性アルツハイマー病 としてそれ以前に発病する場合もあります。

高齢者の認知症の5~6割を占める、認知症の最も代表的な疾患とされており、世界的にも年々増加傾向にあります。

男性よりも女性の方が発病リスクが1.4倍ほど高いらしく、特に85歳以上では男女差は明確と言われています。

この理由として、ひとつは女性が長命であることが挙げられますが、一方でエストロゲンの神経保護作用の欠如とも推測されています。

 

 

 

 

・・・さて、治療とは別に、肝心の予防策については・・・

こちらも明確な効果を示すものはないそうです。

さまざまな内服薬が流通してはいるも、治療とはまでにはいきません。

一般的に進行を抑えるとされていますが、それも個人差や環境要因等にて明確な抑制とは言いがたいもの。

しかしながら、今後まったくその兆しがないわけではありません!

日々、そして年々開発は続けられており、一定の歩みはみられているよう。

具体的にはまだまだですが、近い将来、明確な治療薬が誕生することに期待したいと思います。

 

最後に、そのアルツハイマー型認知症の方への接し方についてお話します。

 

まずは、同じことを繰り返し聞かれても怒らない・・こと。

これはそもそも記憶障害による物忘れのためです。

認知症の方にすれば、初めて聞いたこと、言ったことであって、つまりは自分自身を否定された気持ちになります。また、アルツハイマー型認知症では、健康な人よりも感情を司る扁桃体の反応性が高く感情が敏感とされています。否定されたり叱られたりということが繰り返されると、別の負の感情が残ってしまうことになり、会うだけで嫌悪感を示すようになったりします。その為、同じことを繰り返し聞かれても、決して否定はせず、別の話題に切り替えたりする必要があります。

 

 

 

 

次に・・・断られても無理強しない・・こと。

お風呂に入らない、食事を食べない、と様々なことに対して拒否反応を示すことがあります。ここで難しいのが、決して無理強いしないこと。さきほど同様、相手だけでなく、その行為自体に悪い印象を与えかねません。考えなければならないのが、なぜ断るのか?拒否を示すのか?ということ。食事を食べない理由も、入れ歯の噛み合わせや口腔内に異常があるなど様々です。まずは断られた理由を推察することが大事と言えます。

 

 

 

そして・・・

孤独にしない、心の通った会話と人との関わりを増やす・・・こと。

初期の段階では、孤独な環境がうつに繋がることもあります。

「なぜ自分はここにいるのか?」「どこに行くつもりなのか」など、不安な気持ちは症状を悪化させます。

介護者や周りの温かい言葉や寄り添い触れ合う態度が安心感を生むわけであり、そういた悪化の予防線に繋がるとされています。

 

 

最後に、

薬の副作用に注意する・・・こと。

薬による副作用の影響で、症状が悪化してしまう可能性は十分あると言われてます。それまでなかった症状が、服用後に現れたりした場合は、決してそのままにせず、専門医や担当医へご相談することが重要です。

 

 

 

 

 

 

 

 

以上!アルツハイマー型認知症の基礎概要をお送りしました。

それではまた。