国保連の仕組みと役割。「Sensin NAVI NO.352」
- 2020.07.15
- Sensin NAVI
- sensin
皆様こんにちは、ブロガーのMるでございます。
今回お届けするSensin NAVIですが、「レッスンその352」となります。
・・・今回のお題は!国保連の仕組みと役割をお送りします!
「国ホレン?」
「ふん!国保連こそ我々にとって大事な機関!」
「国保連・・・」
「国民健康保険団体連合会のことですね」
「むむ( ゚ε゚;)」
それでは!「Sensin NAVI NO.352」をお送りします。
さて、皆様は「国保連」をご存じでしょうか?
あまり耳にしないかもしれませんが、私たち福祉業界にとっては重要な機関となります。
正式名称を、国民健康保険団体連合会(こくみんけんこうほけんだんたいれんごうかい)と言います。
国民健康保険法の第83条に基づいた組織で、会員は保険者(市町村及び国保組合)となります。
保険者が共同して、国保事業の目的を達成するために必要な事業を行うことを目的にして設立された公法人のこと。
通称、国保連合会又は国保連と表記、呼称します。
この統括団体として、
国民健康保険中央会があります。
国保連は、国民健康保険の持つ地域医療保険としての特性を生かすために、各都道府県に1団体、計47団体設立されています。
さて、その国民健康保険法第83条では、
保険者は、共同してその目的を達成するため、国民健康保険団体連合会(以下「連合会」という)を設立することができる。
2.連合会は、法人とする。
3.連合会は、その名称中に「国民健康保険団体連合会」という文字を用いなければならない。
4.連合会でない者は、「国民健康保険団体連合会」という名称またはこれに類する名称を用いてはならない。
…と定義されています。
ここで当法人の本部事務所があります三重県にも、三重県国民健康保険団体連合会(以下「国保連合会」という。)があります。
前述した国民健康保険法(第83条)に基づき、三重県の保険者(市町及び国民健康保険組合)が共同して目的を達成するために設立されたもの
法律上、設立にあたっては地域的な制限はありませんが、現在は各都道府県単位に設立されています。
・・・肝心の事業内容ですが、実に様々です。
まずは審査支払業務。
審査・事務共助システムを活用することなどにより、国民健康保険(一般被保険者・退職被保険者等)、後期高齢者医療、公費負担医療及び医療福祉費に係る診療報酬等の公正・適正な審査支払業務を行うもの。
次に事業振興。これは国保財政の健全な運営を確保するため、新・国保3%推進運動の推進及び国保制度改善実行運動の促進を図るもの。
ほかにも、国保被保険者の健康づくりの推進及び必要な知識の啓発と育成を図る保健事業や、国保情勢の動向に対応し、適切な事業運営と被保険者の育成等に資するため、関係者に対し広報事業を実施する広報宣伝。
さらには保険者の医療費適正化支援策として、保険者レセプト点検事務支援を実施したり、保険者の医療費適正化事務支援策として、第三者行為(交通事故)損害賠償求償事務を実施しています。
まだまだ続きます・・・・。
保険者事務担当者の資質向上と国保運営上の諸問題の研究等について、県の協力のもとに実施したり、本会及び支部等関係機関の事業の円滑な運営を図るため、緊密な連絡、協議等の開催、県内の市町村国保間の保険料の平準化、財政の安定化を図るため、保険財政共同安定化事業及び高額医療費共同事業などもそう。
以外にも、国保財政の円滑な運営を図ることを目的とした資金貸付、母子保健法に基づく妊婦・乳児健康診査委託料の審査支払業務も担っています。
私たちの業界でいえば、介護保険法に基づく介護給付費の審査支払業務及び保険者支援業務並びに苦情処理業務、障害者総合支援法に基づく支援給付費等の支払業務。
…と、このように多岐にわたります。
ちなみに、現在国保連合会が行っている最も代表的な事業は、「診療報酬の審査支払事業」だそうです。
以上!国保連の仕組みと役割をお送りしました。
それではまた。
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