地域密着型サービスの役割。「Sensin NAVI NO.331」
- 2020.05.17
- 高齢者福祉
- sensin
皆様こんにちは、ブロガーのMるでございます。
今回お届けするSensin NAVIですが、「レッスンその331」となります。
・・・今回のお題は!地域密着型サービスの役割。をお送りします!
「認知症対応型グループホームとか、小規模多機能型居宅介護といったサービスね」
「ふっ。ほかにも夜間対応型訪問介護など、地域に密着したサービスことだ」
「このくだり・・」
それでは!「Sensin NAVI NO.331」をお送りします。
地域密着型サービスとは、高齢者が自宅や居所などの住み慣れた地域で、自分らしく尊厳を持って生活できるように、身近な市町村等で支援が提供されるサービスのことです。
地域包括ケアシステムの提唱と実現に向けた法改正を受け、グループホームや小規模なデイサービス、定期巡回・随時対応型訪問介護看護等も、そうしたサービス体系に含まれるようになっています。
地域包括ケアシステムとは、これまで自身が生活してきた地域で、最期まで自分らしく生きていくことを目指すためのシステムのこと。
具体的には、1中学校区を基準に日常生活圏内(30分以内で駆け付けられる範囲)に医療や介護を含めた、充実したサービスの提供や、地域包括支援センターに在籍する専門家によるきめ細やかな生活サポートなどが行われます。
その中で注目されているのが、今回のお話にあります地域密着型サービス。
サービス体系には様々ありますが、皆様は「小規模多機能型居宅介護」をご存じでしょうか。名称が長いこと、また全国的にまだまだ充足しているものではないですので、意外と知らない方も多いようです。
このサービスでは、通所、訪問、宿泊といった3つのサービスを複合的に提供することができるもの。
地域密着型のサービスの中軸として、これまで多くのご利用者やそのご家族の支援を行ってきています。
・・・しかしながら、このサービスの一日の最大利用者数は法令で定められています。基本的な取扱いが、いわゆる登録制であることから、登録者を超えた利用ができない仕組みとなっています。こうなると、地域包括ケアシステムで設定されている1区域をカバーするにはなかなか難しいものと言えます。
こうした課題を解決するため、小規模多機能型居宅介護以外のサービスとして、「通所・訪問・入所」に特化した地域密着型サービスを誕生させていったわけです。
つまりは地域ごとのさらなるサービスの拡大化がその主たる目的だったわけです。
その地域密着型サービスですが、
・認知症対応型共同生活介護(グループホーム)
・地域密着型通所介護(デイサービス)
・定期巡回・随時対応型訪問介護看護
・小規模多機能型居宅介護・看護小規模多機能型居宅介護
・地域密着型特定施設入居者生活介護
・・・など、現在様々な事業形態が存在します。
それぞれに事業の目的や役割が定められており、地域の実情に合った事業展開ができるよう構築されています。そしてもちろんこれらサービス体系には、それぞれ人員や設備、運営に関する基準が定められており、当然ながら事業者はそれらを遵守した上で運営することが求められます。
以上!地域密着型サービスの役割。をお送りしました。
それではまた。
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