平均寿命のいま。「Sensin NAVI NO.289」
- 2020.03.23
- 法人
- sensin
皆様こんにちは、ブロガーのMるでございます。
今回お届けするSensin NAVIですが、「レッスンその289」となります。
・・・今回のお題は!平均寿命のいまをお送りします!
「なかなか斬新なテーマね」
「ふふふ。平均稼働率は常に要チェックだ・・」
「平均寿命!!」
「そうなの~?」
さて、そんな平均寿命のいまについて。
厚生労働省は、2019年7月、2018年分の簡易生命表の概況を発表しています。
それによると2018年における日本の平均寿命は、男性が81.25年、女性が87.32年。
男性の平均寿命80年超えは2013年分が初めてで、2018年が連続の6年目となるそう。
人口統計では、定常な個体群についての平均寿命を求めます。平均寿命と俗に言いますが、いわゆる0歳の平均余命のことを指します。平均余命は年齢によって異なり、例えば平均寿命が80歳だとしても、今79歳の人が平均であと1年しか生きられないということではありません。
この平均寿命については、年々上昇傾向にあります。昨今の医療水準の向上や健康意識、そして生活習慣の改善がその要因とされています。例えば、1960年から2018年までの間に、男性であれば約16歳、女性で約17歳上がっています。
特に我が国における平均寿命は、世界から見てもトップクラスで、長寿大国と言われることもあります。
世界全体の平均寿命が男女で約72歳、男女別でも男性が約70歳で女性は約74歳といった統計から、いかに世界平均を超えているかがわかります。
・・・では、もう少し前の平均寿命は如何なるものだったのか。
今から約120年前、1900年の日本の平均寿命は、約44歳と言われています。
ちなみに世界全体では約31歳だそう。
近代以前の世界の平均寿命は20歳代。さらには産業革命時代の欧米や江戸時代の日本は30歳代とされており、いかにこの約120年の間にその平均寿命が飛躍したことがよくわかるかと思います。
やはりその飛躍の要因とされるのが、
・医療水準の向上
・健康意識
・生活習慣の改善
特に日本においてはそれが顕著に現れているいるわけで、やはり外せないのが医療制度の充実。
高額の医療費が発生したとしても「高額医療制度」で収入に応じた医療費の上限額が設定されているのも安心して治療を受けられます。社会保険制度の加入が義務付けされているのも理由のひとつで、ほかにも日本では習慣的に健康診断を受けることから、定期の診断を経て病気の早期発見・早期治療が可能となっています。また出生した際の死亡率も少ないのも特徴で、いかに医療制度によるものかが、どの統計や文献をみても明らかです。さらには「癌(がん)」に患った際の生存率の高さも大きいとされています。日本人の死因は「癌」が一位ですが、さきほどにも説明した医学の進歩や早期発見、早期治療により、年々癌の生存率は上昇しています。
また、日本の食文化もこの平均寿命に大きく影響しているとされています。食文化においても、日本は先進国の中で脂肪の摂取量が非常に少ないと言われています。特に和食は一汁三菜とあるように、非常にバランスの良い食事となっています。
こうした様々な要因を経て、現在の日本の平均寿命の高水準に繋がっていったわけです。
・・以上、そんな平均寿命のいまをお送りしました。
それではまた。
「ふふふ、俺は目指せ100歳だ!」
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