炊き出し訓練Ⅱ「其の②」
- 2019.12.28
- 高齢者福祉
- sensin
ケアハウス 中島です。
高茶屋地域総合ケアセンターで開催した、防災委員会主催による「炊き出し」訓練についての「追加報告」第2弾です。
高茶屋地域総合ケアセンター内の運動広場の横に「災害時炊き出し」用のガス機器が保管してあります。
特養、老健、第二はなこま保育園、はなこま保育園、
地域包括支援センター、居宅介護支援センター、通所介護センター、ケアハウス、新高茶屋CSCの、防災委員会メンバー中心に集まり炊き出し訓練を実施しました。
・・・では後半STARTです。
まず!災害時に使用するお米は、無洗米です。
今回は4升(6kg)一人前150gとして80人分の量の米をたきます。
ガス釜1回で炊ける最大の量です。これの炊き時間を測定把握します。
いざと言うときの基本データとします。
水は災害用に保存してある水を使用。
5年間保存の利く水です。
先日研修会での学びですが、人間は3日間食物を食べなくても死なないが3日間水を飲まないと死んでしまうとのこと。兎に角「水」大切です。
訓練ではありますが、みんなでやる共同作業、なんとなく楽しくなってきました。
海津施設長の表情にも笑顔が見えます。
豚汁も作ります。一人前150㏄としてこれも80人分。
一人前の材料:豚肉20g、大根30g、にんじん20g、ごぼう10g、里芋20g、味噌10g、小ねぎ1.5グラム、出汁150ml
80人分にすると:豚肉6kg、大根2.4kg(2本半)、にんじん1.6kg(16本)、ごぼう0.8kg(500g入り×2袋)、里芋1.6kg(500g入り×4袋)、味噌0.8kg(1kg入り1袋)出汁12L(ほんだし80g)、水(備蓄品を使用)です。
かなりの量です。
ご利用者全員の方全員に提供しようと考えると炊き出し専門の職員が必要になりますね。
その他にも割り箸、紙皿、等の備品も勿論準備。これらのデータが今後に活かされます。
訓練とはいえ、味に手抜きは出来ません。あくを取りながら作ってくれました。
第二はなこま保育園、はなこま保育園の園児さんにも参加して頂きました。
寒いなかでしたがアツアツの豚汁、握りたてのおにぎりを食べて頂き、炊き出し訓練の雰囲気を感じっとっていただきました。
津介護老人保健施設のご利用者様にも参加して頂きました。
暖かい豚汁がおいしかったようでおかわりも!
寒いなかでの訓練、今回は訓練ですので一時のことですが、これが実際であり何日も続くかと思うと想像を絶する感じです。辛くなってきます。
しかしそんな時に少しでも暖かい食事を提供できることは大切なことであると再認識させて頂きました。
今回参加した職員、園児、ご利用者さま皆さんが実感したと思います。この訓練を今後に活かしていきたいと思います。
・・・最後に、この写真を見て少し 温まって下さい。
おいしそうでしょう。
それではこのあたりで失礼いたします。
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