介護保険あるあるVOI.14。「Sensin NAVI NO.248」
- 2019.12.20
- 高齢者福祉
- sensin
皆様こんにちは、ブロガーのMるでございます。
今回お届けするSensin NAVIですが、「レッスンその248」となります。
・・・今回のお題は!
介護保険あるあるを お送りします!
さて、今回ご紹介するのは、「介護保険あるある」と題した内容。
それでは毎度お馴染みのリクエスト形式で進めていきます。
る♪
ガチャ・・・。
「いつもすみません」…て言うか取るの早!
Q:36 施設内外で起きる様々な事故について、留意すべき事項を教えてください。
「いわゆる青い巨頭ですな・・・」
A:36 施設内外の事報に関する報告や内容については、介護保険制度の中でそれぞれ事業別に定められています。
事故の概要や原因、その後の対応などを明記した上での記録が求められます。また、事故の概要によっては、所定の自治体への報告も同じく必要になってきます。
その報告基準は自治体によって異なりますゆえ、事前に確認しておくことも大事です。
そして、事故とヒヤリハットについての住み分けも重要なポイント。
要は「事故とヒヤリハットが混合していないか」ということ。
事故の範囲をきちんと区別した上で報告することが大切で、例えば「転倒事故」ですと、
ふらつきで済めばヒヤリハットだが、転倒してしまったら事故。医療機関にかかれば自治体へ報告といった考えになります。
る、るる、るるるるる~♪
ガチッ。
「たまには教えてもらっていいかな?」
Q:37 介護保険制度のサービスにはたくさんの加算が設定されているけど、
加算に関する最近の指摘事例について教えてください。
「お、ついに登場しましたね」待望の!
Q:37 実地指導における介護報酬の請求に関する指摘の中で、やはりその多くに「加算要件の認識不足」が挙げられます。
つまりは加算の意味と要件を正しく理解すること!です
加算要件を正確に理解しておらず、必要な記録を残していないというケースも少なくありません。
具体的な指摘事例ですが、訪問介護を例に紹介します。
①初回加算…サービス提供責任者が同行した記録がない
②緊急時訪問介護加算…ケアマネジャーと連携して対応した記録がない
③特定事業所加算…要件である人員基準をそもそも満たしていない、所属する訪問介護員ごとの研修計画が立案されていない
③介護職員処遇改善加算…処遇改善計画の内容を周知していない、介護職員以外の賃金改善に充当されている
……などがよく報告されています。
るるるるるㇽる~。
がちゃ。
「ちぃース!」
Q:38 以前通所介護に勤務していたのですが、改めて配置基準を知りたいです。
とにかくなんでもいいので知識を分けてください。
「なんか全体的に雑やな・・・」
Q:38 通所介護では、ほかの介護保険サービスとは異なり、「配置基準」により一層配慮する必要があります。
通所介護の配置基準ですが、まずは以下の要件を満たす必要があります。
(1)単位ごとの提供時間数に応じて、次の数の介護職員を配置。
①ご利用者の数が15人までは1名以上、
②ご利用者の数が16人以上は、15人を超える部分のご利用者を5で除して、得た数に1を加えた数以上
(2)単位ごとにその提供を行う時間帯に常時1名以上の従事する職員が必要
つまり、
(Ⅰ)ご利用者が15人以下の場合は、1名以上の介護職員を配置
(Ⅱ)ご利用者が16名以上の場合は、(ご利用者数-15) ÷5 + 1 以上
・・・例を用いると、
例えばご利用者が38人の場合、(37-15)÷ 5 + 1 = 5.4人以上必要なので、結果「6人」が必要となるということ。
常勤換算数で5.4以上でももちろんOKです。
また、上記の提供時間数とは、
・ご利用者15人までの場合
提供時間数(平均提供時間数)を5時間とした場合、介護職員の勤務延時間数を、提供時間数である5時間で除して得た数が、1以上になるようにする。この場合は、勤務時間が5時間の職員を1人配置する必要があるわけです。
次に・・・
・ご利用者16人以上の場合
介護職員の勤務延時間数を、下記の計算式による数以上になるようにする必要があります。
((ご利用者数-15)÷ 5 + 1)× 平均提供時間数
・・・つまりご利用者数が28人、平均提供時間が5時間の場合、
((28-15) ÷ 5 + 1 ) × 5=18
よって18時間の勤務延時間数が必要となります。
※勤務延時間数と、当該サービスの提供に従事する時間及び準備時間の合計数のことを言います。
このように、特養や老健といった入所系施設のような、常勤換算数でその配置数を算出するものではないということです。
もちろんユニット型のように、常勤換算数とは別にユニット配置が必要であったり、通所事業の中でも加算要件にて常勤換算数が必要な場合もあります。ですので一概には上記算出方法さえ知っていれば問題ないと言うわけではありません。
以上!介護あるあるをお送りしました。
それではまた。ガチャポン。
「早すぎてよくわからなかった・・・・(汗)」
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