高まる需要とこれからの「管理栄養士」「Sensin NAVI NO.227」
- 2019.11.22
- 法人
- sensin
皆様こんにちは、ブロガーのMるでございます。
今回お届けするSensin NAVIですが、「レッスンその227」となります。
・・・今回のお題は!
高まる需要とこれからの「管理栄養士」を お送りします!
「管理栄養士の話ね」
「福祉業界にとって、介護や機能訓練、医療の提供はもちろん大事なこと。
同じように栄養に関する支援も必須と言えます」
さて、皆様はまずはその「管理栄養士」をご存知でしょうか。
管理栄養士とは、厚生労働大臣の免許を受けた国家資格を取得した者を言います。
「食や栄養」に関する知識や技術で社会に貢献する、いわば栄養分野のスペシャリストのこと。
管理栄養士は、病気の方や高齢で食事がとりづらくなっている方の健康を考えた食事作りを行ったり、健康な方の健康増進のため、持てる技術や知識で栄養指導や栄養管理を行うもの。
主に健康な方を対象にして栄養指導をする「栄養士」より、さらに専門的な知識や技術が求められます。
「栄養士」は栄養士養成施設に通い、栄養士養成課程を修了することでその資格を得られます。
一方の管理栄養士の資格は、国家試験を受けて合格してはじめて取得できるもの。ここがまず大きな違いとなります。
4年間の管理栄養士養成課程を経た後であれば、特にその後の実務経験は要しませんが、
栄養士養成課程を経て栄養士の資格を取得した人が受験する場合には実務経験が必要です。
管理栄養士は、その幅広い見地と役割から、信頼性もちろんは高く、栄養に係る事業所での活躍が期待されています。
まさに、「食と栄養の最高峰の専門職」と言うべきでしょう。
この管理栄養士を取得するには、前述するように年1回開催される国家試験に合格する必要があります。
管理栄養士の資格を得るためには、高校卒業後、管理栄養士養成課程または栄養士養成課程のある大学、短期大学、専門学校に入学し、所定の専門課程を修得して卒業し、まずは栄養士としての資格を取得することが必要です。
これらの学校は、管理栄養士養成施設、栄養士養成施設と呼ばれ、全国に管理栄養士養成施設は約100校以上存在します。
その上で管理栄養士国家試験に合格し、かつ厚生労働大臣の免許を受けて、初めて「管理栄養士」になることになります。
試験科目は様々で、各栄養学のほか、 社会・環境と健康、人体の構造と機能及び疾病の成り立ちなど多くの分野が必要となります。
ちなみに合格率は約50%強と言われています。
私たちが運営する法人にとって、この管理栄養士はもちろん重要な資格のひとつ。
介護分野であれば、栄養士としての配置が必要な介護老人福祉施設や介護老人保健施設など、入所系施設はほぼ必須であり、
さらには加算を取得するとなると、「管理栄養士」の配置なくしてその算定要件を満たすことはできません。
また保育園についても、栄養士を配置し、栄養管理に携わることでの加算も存在します。
それに最近では、地域包括ケアシステムの構築においては、医療と介護の連携のほか、認知症ケア、さらにはこの栄養面での支援も注目されています。
健康な体を養うには「栄養」。病気を防ぐためでの「栄養」と、予防的観点からもその役割や必要性が一層謳われています。
以上!高まる需要とこれからの「管理栄養士」をお送りしました。
それではまた。
「俺も知識だけでなく、栄養も蓄えんといかんな・・・」
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