敬老イベントで感じたこと・・。
- 2019.09.15
- 高齢者福祉
- sensin
皆様こんにちは、久居ケアサービスセンターの田中です。
まだ、暑い日はありますが、気がつくともう9月も半分が過ぎ去ろうとしています。田舎道を歩いているとセミの亡骸が道端に落ちていたり、夜明けがおそくなり、朝陽が随分と東に傾いて来た事などが私にとっては秋を感じます。
あと1週間もすると彼岸の中日。暑さ寒さも彼岸までの如く、その頃には本当に涼しくなってほしいものです。
さて、今回は白山豊壽園で開催された「敬老祝賀会」
施設での行事としては盛大で華やかな一大イベント。職員による寸劇「いわしくん」ハーモニカボランティアの「ひぐらし」の皆様。楽しいひと時でした。それらの内容紹介よりも今回の敬老祝賀会開催で感じた事を語らせて頂きます。
先ずは職員寸劇の「いわしくん」児童文庫では名の知れた1冊。
職員がそれぞれ、いわしくん役や漁師、魚屋、子どもに扮し寸劇を披露しました。
「ぼくはおよいだ」で始まる。
海で泳いでいたいわしくんが網で捕獲されお店で売られ、人間の子どもに食された。その子が学校のプールで泳ぐ。くくりの部分も「ぼくはおよいだ」。
いわしくんの生き方は姿形は違っても本能の赴くままに再び泳げた事への喜び。
食物連鎖の自然界で起こりうるごく普通の出来事。いわしくんの生き様に視点を当てて考えてみた時に大願成就とも言うべきか、事柄を為し得た時の喜びが手に取るように理解できました。
そして、ハーモニカボランティア「ひぐらし」の面々。
最高齢は89歳、凄いな、まだ、現役で十分いけると思った瞬間、「これが大切」。
この日の祝賀会に参加されたご利用者様の殆どは80歳以上。
今や地域では80歳を過ぎても未だ尚、お元気で過ごしていらっしゃる方が多い。
元気なお年寄りが少し手助けが必要なお年寄りを支える、正に「互助」の精神。
「ひぐらし」の5人の内、2人は80歳以上。人に楽しんでいただくことに喜びや生き甲斐を感じ、また、ご覧になっている方も勇気をもらったのではないか?と感じました。
「ひぐらし」リーダーの方は全盲で「目が見えなくても皆様の心の中はしっかり見えています」
いやはや参りました。もう、敬老祝賀会の「敬老」の部分、ネーミングなど今の時代ちょっと違うかな?と感じさせられたひと時でした。
では、又お会いしましょう。お元気で。
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