今年度も開催「地域ケア会議」。
- 2019.08.24
- 高齢者福祉
- sensin
こんにちは、津中部南地域包括支援センターの浮田です。
私たち津中部南地域包括支援センターでは、小学校区ごとに「地域ケア会議」を毎年定期的に開催しています。
地域ケア会議とは、それぞれの地域の実情にそって、より良い地域づくりの実現の
ために地域課題を把握し、解決していくための会議です。
津中部南地域包括支援センターでは、今年度も8/22に雲出地区にて開催しました。
行政、警察、消防、社会福祉協議会、医師、歯科医師、薬剤師、ケアマネジャー、そして地域の代表として自治会長、民生委員、老人クラブ連合会の役員の方々など、
計23名の方にご参加いただきました。
今回の地域ケア会議では、「高齢者の消費者被害」をテーマに、事例を通して対応について話し合いました。
高齢者の消費者被害に関する相談が全国の消費生活センター等に多く寄せられています。
高齢者は「お金」・「健康」・「孤独」の3つの大きな不安を持っているといわれています。悪質業者は言葉巧みにこれらの不安をあおり、親切にして信用させ、年金や貯蓄などの大切な財産を狙っています。高齢者は自宅にいることが多いため、電話勧誘販売や家庭訪販による被害に遭いやすいのも特徴です。
特に、認知症等の高齢者本人は、トラブルにあっているという認識が低いため、問題が顕在化しにくい傾向があり、特に周囲の見守りが必要です。
地域ケア会議の中で、この地域で生活する高齢者が消費者被害に合わないために、地域でどのような支援が出来るかを話し合いました。
参加者の方々から、
「近所の人に気にかけてもらう」
「ボランティアさんに話を聞いてもらう機会を持つ」
「警察と情報共有しパトロールする」
…などの意見以外にも、
「防犯カメラを設置する」
「防犯カメラがなくても『防犯カメラ設置中!』のシールを貼っておけば悪質業者はひる
むのではないか?!」
など、様々な意見をいただきました。
ご家族だけでなく、地域での「見守り」が被害の未然防止・早期発見につながり、消費者被害拡大防止のために、とても大事であると再確認しました。
津中部南地域包括包括支援センターはこれからも、地域で暮らす高齢者の方々がよりよく安心して生活していくことができるよう、関係機関や地域の方々と連携・協力し支援していきたいと思います。
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