「求められる役割とは…」
- 2019.07.27
- 医療
- sensin
ブログをご覧の皆さまこんにちは。
津特養三羽ガラスことNHKでございます。
今回は、先日開催されたある「講習会」についてご紹介させていただきます。
みなさんは、「看取り」という言葉をご存知でしょうか?
介護業界のみならず、「看取り」というワードは医療・福祉分野全般さらに世間一般的にも聞かれ、誰しもが一度は聞いたことがあるワードではないでしょうか。
誰しもが迎える「死」に対し、どのように自身が望む「人生の終末期」を迎えるか、ご利用者様に寄り添い、最期まで「その方らしく」を実現する。そのお手伝いが私たち職員の役割ではないか…。と思いつつも、果たしてそれが正しいのか…。ご利用者様、ご家族様に満足して頂いているのか…。その葛藤も日常の中では茶飯事です。
そして、「看取り介護」とは、「無益な延命治療をせずに、自然の過程で死にゆく高齢者を見守るケアをすること」が一般的な定義となっております。
どうしても難しく感じてしまう「看取り介護」ですが、私たち特養で勤務する職員へ対してはもちろんのこと、特養へ入所されているご利用者様のご家族様を対象に
そもそも「看取り介護」とはなんぞや…?ということで講師を快く引き受けてくださった
高茶屋クリニック 松本 好市院長に講演をして頂きました。
それでは、前置きが長くなりましたが、冒頭にてお伝えしましたように「講習会」のご紹介へと移りたいと思います。
令和元年7月13日(土)10:00より、場所は第二はなこま保育園会議室にて、
地域総合ケアセンターシルバーケア豊壽園内にあります高茶屋クリニックの院長「松本 好市先生」による「講習会」を開催していただきました。「看取りの最新の考え方」というテーマで特養へ入所中のご利用者様のご家族様や私が所属する津の特別養護老人ホームシルバーケア豊壽園(同敷地内)の職員を対象に、ご家族様は26名、職員からは6名が参加いたしました。
松本先生の視点や考察も交えながら、お話を頂き、
ご家族様にとっては、「看取り介護」とは?を具体的に講習して頂きました。
やはり、職員としては、
「看取り介護は特別なケアではない」
1.日常のケアの延長上にある
2.職員と入居者や家族との信頼関係、日頃からの
コミュニケーションが大切。
3.看取り介護を行うにあたっては、この信頼関係を土台に、
一緒に話し合い、考えられる関係になることが最も重要。
4.安らかな 最期を迎えるために、「家族の気持ちは揺れる」ことを前提に、職員と一緒 になって考え、何度も両者が話し合い、また考えることが最も大切
・・・という先生からのお話を念頭に置き、実践に結び付けていきたいと考えております。
当日は、ご参加いただきましたご家族様をはじめ、
講習を開催して頂きました「松本先生」ありがとうございました。
それではまたお会いしましょう。
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