城崎にてpart2
- 2019.07.22
- 法人
- sensin
みなさん、こんにちは。法人本部総務課の長岡です。なかなか晴れ間の来ないどんよりとした梅雨空を見上げて溜め息交じりの今日この頃ですが、いかがお過ごしのことでしょう。長引く日照不足が夏野菜の高騰を招いたり、夏物衣料の売れ行きにも影響を与えているそうですが、皆様のところはどうですか。
ところで、梅雨明け間近のこの時期には、特に熱中症に注意が必要と言われています。
「えぇ、何で?」となりますが、湿度が高いと肌表面の汗が蒸発してくれず、発汗による体温の調節ができなくなってしまいます。
そうなると、身体から熱を外にうまく逃がせず、身体の中に熱がこもって脱水症状が進む悪循環に陥るのだそうです。それに、湿度があることによって咽の渇きもあまり感じないことから、水分補給も遅れがちになりますので、くれぐれも注意しましょうね。
さて、先日は豊和会の親睦旅行会に第2班として参加し、兵庫県北部の但馬地方を巡ってまいりました。
既にMる氏も再三お伝えしているところであり、ちょいと食傷気味でもありましょうが、しばらくの間お付き合いを願います。
バスのコースとしては、京都府を南から北へ丹波地方を縦断し、峠をこえて、但馬地方の入口である出石(いずし)の城下町を経由し、城崎温泉街へと進んでいきます。城崎と聞いて、まずは、文豪 志賀直哉の短編小説「城崎にて」を図書館から拝借し、改めて読んでみました。
この作品は、電車に跳ねられて怪我を負った筆者が、転地養生で城崎温泉を訪れ、雨水に流される蜂の死骸、子どもたちに追われても必死に生きようとするネズミ、何気なく筆者が投げた石が当たって死んでしまうイモリなど、小さな生き物たちの生死を観察しながら、怪我をしても生き残っている自分の運命と対比しつつ感想を述べる随筆のような内容になっています。
筆者は、「…そして死ななかった自分は今こうして歩いている。そう思った。自分はそれに対し感謝しなければすまぬような気もした。…(中略)…生きていることと死んでしまっていることと、それは両極ではなかった。それほどに差はないような気がした。…」と記しています。
日常生活から瞬時タイムスリップし、そのような無常観に思いを巡らせるのも、山陰地方独特の引き込まれるような自然の奥深さが醸し出す雰囲気なのかもしれません。
当日は、雨が降ったり止んだりのあいにくの天候でしたが、付近を流れる円山川の滑るような川面が特に印象的でした。
2日目の竹田城跡は、直前まで天候が危惧され決行が危ぶまれましたが、
同行いただいた自称「三波ハレ夫」氏?の霊験(れいげん)あらたかに、奇跡的にその時間帯だけ雨がやみ、見事な景観をまのあたりにすることができました。アリガタヤ。前夜のカラオケ合戦の熱気が厄払いに奏功したのかもしれません(笑)。
無事に帰宅し、竹田城下で購入した「虎臥城」という美酒にて、但馬牛そぼろ煮を肴に、今回の旅を感謝しつつ一献傾けた次第です。
第2班の皆様ありがとうございました。この場を借りて、改めて御礼申し上げます。
では、また。
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