外国人留学生の増加は、昨今の介護分野での人材不足を受け、国が17年9月に「介護」の在留資格がスタートしyたことが、こうした入学者の増加に大きく影響しています。
また留学生が専門学校などで2年以上学び、介護福祉士の国家資格を取得すれば日本で働けるようになることから、留学生急増につながったといえます。
今回のお題は・・・・
今回は、人材不足が懸念される介護の担い手について!介護福祉士を養成する施設等をお送りします!!
「養成学校も最近めっきり減ってるわね」
「私がまだ福祉を志していた頃の学生時代は、大学のほかにもたくさんの専門学校があったんですけどね」
「志す人も減ったかもしれないけど、養成する施設がそもそもないのも問題ね・・・」
「ほんとですよ」
・・・というわけで、ここからは「本番」です。
まず、国家資格である「介護福祉士」は、ほかの福祉に関する社会福祉士、精神保健福祉士と並び、三福祉士のひとつとされています。
現在全国には「約160万以上の介護福祉士が登録」されています。
しかしながら、実際に介護を担っている介護福祉士はその約6割程度らしく、そのほかの有資格者は別の業界に勤めていたりするなど、登録事情との乖離がみられています。この介護福祉士は、介護の専門的な知識と技術がある人を認定する国家資格で、高齢者らの日常生活の支援に加え、ヘルパーをはじめ他の介護職を指導するなど現場での中核的な役割が期待されています。
ちなみに社会福祉士は約23万人、精神保健福祉士は約8万人が現状登録されています。
さて、この介護福祉士ですが、その資格を取得するには、
現在‥
(1)国が指定する専門学校や大学などの2年制以上の養成校を卒業
(2)3年以上の実務経験と研修修了後に国家試験に合格
‥などの方法があります。
ただし、2022年度からは、上記(1)の養成校卒業生であっても、資格取得には国家試験合格が要件となるそいう。
介護福祉士養成課程のある全国で約360の専門学校、短大、大学がありますが、昨年度の入学者は13年度の1万3069人から大幅に減少しているそう。
日本人と外国人留学生を合わせた養成校の全体の定員に占める割合は18年度で44.2%。
ちなみにこの外国人留学生は、15年度から増加し始めており、
その外国人留学生ですが、18年度の留学生を出身国別に見ると、①ベトナムが542人と最多。
次いで、
②中国167人
③ネパール95人
④インドネシア70人
⑤フィリピン68人
・・・と続いています。
介護福祉士は、高齢化が進む昨今、特にその需要が高まっています。介護福祉士は介護現場で中核的な役割を果たすことから、多くの留学生の皆様が志してもらえることにはもちろん歓迎ですし、有難い話です。
ですが、多くの日本人についても、ぜひ目指してほしいもので、その為には介護を携わる方への処遇のほか、介護福祉士を養成する施設の在り方、そして魅力あるシゴトであることを改めて発信し続ける必要もあると考えます。
・・・以上、「介護福祉士取得に係る養成施設等の現状」をご紹介しました。
それではまた。
「たくさんの人に志してもらいたいものね」
「間違いありません」