小倉のひとり言27
- 2019.06.02
- 障がい福祉
- sensin
暑さ日増しに厳しく、体調管理等に気をつけて下さい。
ところで皆さんは、“農福連携”を知っていますか?
担い手の高齢化と減少が進む農業分野と、障害者や高齢者らの働く場の確保を求める福祉分野の連携がお互いに協力するをさし農林水産省や厚生労働省、地方自治体などが積極的に推進しようとする事業のことですです。
今回、障がい事業でも授産事業に農業を取り入れることが出来ないか検討する為、群馬県高崎市にある就労継続支援B型「ソーシャル・ハウス」さんが主催する“農福連携セミナー”に参加しました。
(高崎といえば“だるま”有名:高崎駅にて)
今回、参加した研修は、畑や田んぼ、ビニールハウスで行なう農業ではなく、室内で人工光を用いて野菜を育てる水耕栽培型農業で、一般的に想像する農業とは違いまるで実験室のようでした。(野菜工場)
「野菜工場内風景」
作業工程は、
①専用のスポンジ培地に種を一粒ずつ蒔く(播種)
②栽培プレートにセットし苗を育る。(育苗)
③規格に適合した苗を定植栽培プレートに移植し育る。(定植)
④色や形状・重量をチェックし収穫(収穫)
⑤野菜を専用の袋に詰め包装する。(包装)
ご利用者様は、播種、定植、収穫、包装の作業を午前、午後に作業を分け行っていました。
野菜を育てる期間は約5週間、室内は温度管理が行き届き、衛生的な環境のもと毎日計画的に作業していました。
今回の研修を終えて、以前は授産作業に農作業を導入することに対しご利用者様の作業環境(暑さ、寒さ)、毎日の定期的な作業の確保、授産収入の安定等に不安があり消極的であったが、その不安を解消し積極的に検討するに値することが理解でき実のある研修となりました。
草の葉を落つるより飛ぶ螢哉
by 芭蕉
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