福祉に係る国家資格。「Sensin NAVI NO.148」
- 2019.06.01
- 高齢者福祉
- sensin
皆様こんにちは、ブロガーことMるでございます。
今回お届けするSensin NAVIですが、「レッスンその148」となります。
今回のお題は・・・・
今回は!
社会福祉士及び介護福祉士法についてお話します。
この法律は、日本の国家資格である社会福祉士、介護福祉士の資格を定めたもので、その業務の適正を図り、もって社会福祉の増進に寄与することを目的とするもの。
この法律は遡ること1987年、昭和62年5月に公布されました。
「今回も法律ネタね」
「いや!ただの法律ネタだけで片付けない!」
「介護業界における期待すべき役割を担う国家資格を記述したもの!」
・・・(汗)というわけで、ここからは「本番」です。
・・・さて、まずはこの社会福祉士と介護福祉士。
法制度上国家資格に位置付けられ、精神保健福祉士とならび、いわゆる三福祉士に数えられるもの。
その仕事内容や役割はそれぞれ異なり、まず社会福祉士は、福祉の現場において支援を必要とする人の相談にのることが主な仕事とされています。
利用できるサービスを紹介するなどして、相談者が安心して日常生活を送れるようにアドバイスすることがその目的であり、現状では各地域に設置されている地域包括支援センターでは必須の職種のひとつとして数えられます。
一方の介護福祉士は、介護施設や訪問介護事業所などで、直接要介護者に対して介護サービスを提供するのが仕事。
入浴や食事といった日常生活のサポートがメインとなり、社会福祉士と比べると体力を必要とする仕事であるといえます。
介護福祉士は介護のエキスパートとしての位置付けのほか、介護保険サービスの事業所として、介護報酬に絡むサービス提供体制強化加算に係る介護福祉士の割合に反映されるほか、訪問介護事業所であればサービス提供責任者の資格要件となっています。
これら社会福祉士と介護福祉士は、
同じ国家資格に分類されますが、資格の取得難易度は大きく異なります。
社会福祉士は、独学で受験資格を得ることはできず、福祉系の大学・短期大学か、養成施設などに通い、所定の課程を修了する必要があります。
ちなみに最近の合格率としては、受験者の約四割。
一方の介護福祉士ですが、養成施設などに通わなくても受験資格が得られることができ、3年以上の実務経験を積み、実務者研修を終えれば、学歴に関係なく受験可能です。
その合格率は社会福祉士よりも高い七割台となっています。
合格率だけみると、社会福祉士よりも介護福祉士のほうが、取得しやすい資格となっています。
しかしながら、社会福祉士は筆記試験のみに対し、介護福祉士は筆記試験のほか実技試験も必要となります。受験者の分母、絶対数からみても判断しづらいものですが、どちらも決して容易なものではないということ。
さて、福祉の分野において存在するこの国家資格。
前述したように、精神保険福祉士を含め、現在日本の福祉に係る三福祉士とされています。それぞれが全く相反するものでもなく、介護と支援を含めどちらも福祉サービスにとって重要な資格とされています。
‥ですので、例えば社会福祉士と介護福祉士の両方の資格を取得することで、社会福祉士の専門的な知識のほか、介護福祉士の介護技術の両方を備えることができます。
増加傾向にある要介護者や要支援者に対し、絶対数的に不足していると言われる介護人材。
実際の介護や支援を担う介護福祉士ももちろんそうですが、相談義務を担う社会福祉士も無論同様です。
当法人のこれらNAVIはもとより、私たちはホームページのブログなどを通じて「福祉の魅力」を発信しています。
より多くの方々が少しでも福祉に興味を持ち、私たちと同じフィールドで共に目指してほしい、そんな福祉に係る資格について紹介させていただきました。
それではまた。
「たくさんの方に興味を持ってもらいたいわね・・」
「そのとおり!」
それではまた。
サイト内検索
最近の投稿
- 2024.11.21 法人
- インスタグラムはじめました。
- 2024.11.19 高齢者福祉
- 防災訓練を行いました
- 2024.11.18 児童福祉
- 読んでもらったよ!
- 2024.11.16 児童福祉
- 園外保育に行きました