年度末の風景。
- 2019.03.30
- 法人
- sensin
みなさん、こんにちは。法人本部総務課の長岡です。
3月もいよいよ大詰めとなり、何かとお忙しい中ではありますが、いかがお過ごしのことでしょう。
年度末が忙しい理由はいくつかありますが、事業計画や予算、決算、人事異動、新人への対応、新規事業の準備、年間目標へのラストスパート、納期への対応など、少し考えただけでも、通常の業務の他にいろんなことが重なり合っていることが分かります。
それもこれも、4月が新年度の始まりで3月が年度末になっていることが原因であることが多く、「何でやねん。」と、つい悪態の一つもつきたくなるのが心情ですが、さかのぼって明治の初め頃には、暦と同じく1月~12月が会計年度であったそうです。
しかし、この時代の日本はまだ農業国であり、秋に収穫したお米を現金に換えて納税し、それから予算編成をしていくと、1月ではどうしても間に合わない事態が続出し、明治19年には、法律上も「国の会計年度は、毎年4月1日に始まり、翌年3月31日に終わるものとする。」と明記されることになったのだとか。
それなら、「また暦と同じに戻せばいいじゃん。」となると、今度は年度末に更にお正月の準備も重なることになり、それはそれで返って大変になってしまいそうで、仕方がないのかなと思うばかりです。
話は変わりますが、川の河口付近で淡水と海水が入り交じる区域は、「汽水域(きすいいき)」と言われ、アユ、ハゼ、ボラ、スズキ、ウナギなど、この水域を根城とする魚介類は多く、釣り人のメッカでもあります。実際、植物プランクトンや海藻類の繁殖も旺盛で、それらを食べる動物性プランクトン、ゴカイ類、貝類なども多く、エサを捕まえる力のない成長途上の小魚や稚魚にとっても、格好の餌場になっています。
暦年での新しい年の始まりと、従来からの年度終わりが重なるこの1月から3月の時期は、先述したような要因で、まるで「汽水域」の海藻ように仕事量が増えていきますが、この多忙で厳しい時期の経験を糧とし乗り切っていくことで、自分自身の成長と自信につなげていってほしいと思います。
水ぬるみ、川面や岸辺も段々と緑濃く賑やかになってきました。新しい年度にむけて、エンジン全開で取り組んでいきましょう。では、また。
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