これからの学童保育。 「Sensin NAVI NO.118」
- 2019.03.02
- 児童福祉
- sensin
皆様こんにちは、ブロガーのMるでございます。
今回お届けするSensin NAVIですが、「レッスンその118」となります。
今回のお題は・・・・
「さて今回はどんな内容やら。俺たちにはなんの問題もない」
「お?」
「なんかいつもより増えてる?」*というかテイストが雑!
「気にしない気にしない」
「とにかく始めてみなさい!」
「う~ん、今回のジャンルも児童福祉なんだけどなぁ・・」
「えぇ~・・・・・・・・・」*ショボン。
「・・・ていうかなんかメンツも変わってるし・・(汗)」*やっぱ雑やわぁ・・・。
・・・というわけで、ここからは「本番」です。
さて今回は学童保育のお話。学童保育は、正式名称「放課後児童健全育成事業」として、第2種社会福祉事業に位置付けられています。
一見「長っ!」と思いますが、あくまでこれは正式名称であって、一般的には学童保育が通称と言えます。
当法人でも学童保育を運営しておりますが、全国的にその待機児童は継続して増加しています。
学童保育を利用したくても利用できない、そんな状況が発生しています。
働き方改革にて、女性の社会進出や雇用の促進にて、保育園の役割や期待値が増える中、一方で小学生を対象とした学童保育のニーズも年々増え続けており、現在その学童保育の施設数は全国で約2万5,300カ所あるそう。こちらもその求められるニーズに合わせるかのように年々増加傾向にあります。
しかしながら、施設数以上にニーズが増えているのが現状で、正直追いつかないという状況が発生しているのが事実。
一方で、国は昨年9月に「新・放課後子ども総合プラン」を発表し、今後3年間で25万人分増加し、さらには5年後の2023年度末までに30万人分増加させると言った方針を打ち立てています。
追い付かない状況の中でのこの方針ですが、ではどういった課題が存在するのか。
社会情勢と制度、そして私の個人的見解も踏まえながらご説明したいと思います。
まずは「ヒト」の課題。
そもそも子どもたちを支援する、いわゆる学童支援員がいない。
元々学童保育1カ所につき2人以上の職員配置を義務付けているものを、地方の人手不足に配慮し1人の職員の配置でも容認する方針が示されていますが、子どもたちの安全性を含め、賛否両論が繰り返されています。
もともとこの基準は2015年に「放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準」として施行されましたが、4年間で緩和され、職員2人の配置は「従うべき基準」から「参考にすべき基準」に、つまり「職員2人の配置がマストからベター」になるということ。
こういった方針に対し、
「保育の質の低下」
「児童の安全や安心が確保できない」
・・・といった、保護者や運営団体から強い反対の声があがっています。
一方で今回の基準緩和は全国知事会などが求めたもので、どちらかと言えば学童保育を創る側の立場からの要望であって、なかなか悩ましいものとなっています。
現状、それぞれの地方自治体からは、
「採用の募集をしても集まらない」
「夫婦の扶養の範囲でしか働いてもらえない」
「夏休みや冬休みなどの長期休暇は特に深刻」・・・といった声が聞こえます。
小学生を対象としていますが、仮に低学年児童が40名程度いる学童保育では、職員2名でもとても大変な状況だとか。
それに子どもを預かるということは、やはりその精神的負担も大きく、怪我や病気への不安、そして日々の運営での保護者対応などなど、おそらく私たちが想像する以上です。
そんな中での今回の基準緩和は、そんな学童保育自体の存続そのものの危機感を感じずにはいられません。やはり手厚い配置と専門的な支援、双方は欠かせられません。
・・・ではもう一度本題に戻りますが、そもそも人が足りないのはなにが原因なのか。
次回はさらに学童保育の課題や現状について、より掘り下げてご説明していければと思います。
それでは、また。
「もっと勉強しよっと・・」*ショボン。
・・・またメンツが変わった(汗)。
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