年初に思う。
- 2019.01.21
- 法人
- sensin
みなさん、こんにちは。法人本部総務課の長岡です。
新しい年になって半月以上も経過し、すっかり日常モードが定着していますが、いかがお過ごしのことでしょう。
年の暮には、大掃除や注連縄にお年玉、おせちやお餅にお屠蘇、はたまた朝日屋の牛肉やら何やかやの準備で、あんなにバタバタとしていたのが、いざ新年を迎えてしまうと、すっかり気持ちも改まり、年末特有の息苦しさや慌ただしさから解放され、嘘のように晴れやかな気持ちになってしまうのは、毎年のことながら、(日本人一般の特質なのかどうかは分かりませんが、)その落差の大きさにただただ驚き呆れるばかりです。
ところで、今年は「猪年」とのことで、少なからず閉塞感の漂う日本社会の現状に「喝」を入れるほどの勢いを期待したいところですが、「猪年」というのは、正確には十二支(じゅうにし)であって、俗にいう干支(えと)ではありません。干支(えと)という場合は「干(え)」にあたる十干(じっかん)と、「支(と)」にあたる十二支を組み合わせたものになります。
具体的には、本年は、十干の方は「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の6番目に当たる「己(つちのと)」と、十二支の方は「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」の12番目に当たる「亥(い)」の組み合わせであり、「己亥(つちのと い)」の年となります。(ちなみに昨年は、それぞれ一つ前の「戊戌(つちのえ いぬ)」でした。)
さて、その「己亥(つちのと い)」の「己」は、おのれとも読みますが、もつれた糸筋を通すこと。
「亥」は、何事かを産もうとしている、いろんなエネルギーを孕んでいる種(たね)の状況を意味し、トータルとしては、これまでの規律や秩序などを見直しつつ、次のステージへ向けて内なる充実を図ると良い年になるのだそうです。
ときあたかも、法人本部においては、次年度に向けた事業計画予算のヒアリングが行われています。
いろんな議論や話し合いの中で、前向きな取り組みと諸制度の見直しや改善等をも含めた、中長期的な視点に立った計画を目指しています。
ともあれ、イノシシの話に戻りますと、近年は田畑を荒らす害獣の仲間に入いり、すっかり旗色を悪くした格好ですが、もともと、古代から日本人の貴重なタンパク源であり、胆嚢(たんのう)は漢方薬になるなど、人々の暮らしと永年共生してきました。
そのせいか民話にもよく登場し、内容はもう忘れましたが、「うりんこの山」なる物語を、学級文庫(今でもあるのでしょうか(笑)。)で読んだ記憶もあります。
いろんなお守りの置物を眺めながら、そんなちょっと気の毒な立ち位置にあるイノシシのことを思いやるのも一興です。では、また。
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