2018年12月

各関係諸法の骨子「○○基本法」とは? 「Sensin NAVI NO.109」

  • 2018.12.30
  • 高齢者福祉
  • Posted by | sensin

皆様こんにちは、ブロガーのMるでございます。

今回お届けするSensin NAVIですが、「レッスンその109」となります。

 

 

 

 

今回のお題は・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「またちゃっかり変身してるけど・・・」

「そういえば戦隊って言うわりにはいつもひとりだけど、ほかにもメンバーとかいるの?

結構世間じゃ、ほんの少しだけど話題になってるみたいよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「設定上はいるはずなんだけど・・・」

「個人的にはセンシンピンクかパープルがいいんだけどなぁ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あんたの好みかい!」

「まあいいわ、とにかく早く始めなさい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・・・・はぁ~い」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、ここからは「本番」です。

 

 

 

介護保険法が公布されてから早21年が経ちました。超高齢化社会に向け、高齢者のケアに必要な財源を確保するために成立した法律です。

介護保険法によるサービスも、個々のニーズや状態に合わせた、法制度の度重なる改正を経て、介護予防や地域密着型サービスなどが生まれました。

現在では、共生型サービスや地域包括ケアシステムなど、単に福祉サービスのみに留まらず、縦割り的な考えから医療や地域などとの連携や協働、いわゆる一体的な仕組みづくりが進められています。

一方で、認知症に対する考え方も少しずつ変わりはじめてきています。

 

単に病気といったカテゴリーで片付けるものでなく、認知症への予防や初期症状への対応、そして本人だけでなく、支えとなるご家族へのケアを含めた考え方が波及するようになりました。

 

認知症の人への考え方や基本理念、採るべき方針、政策などに向き合うこと、

それらを集約させた法律、いわゆる「認知症基本法」の制定に向けた動きが現在高まってきているのをご存知でしょうか。

 

 

すでに「認知症施策推進基本法案・骨子案」を定め、来年夏には議員立法として通常国会に提出される予定となっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

そもそもこの基本法ですが、さまざまな個別法に対して優越的的なものとして位置付けられており、ある意味「親法」のような地位にあるそう。

 

 

 

 

介護保険法をはじめ、介護、医療、福祉の分野の行政諸政策は、これら「基本法」の理念や目的などに沿わねばならない、といったもの。

 

 

 

 

 

 

現在、原子力基本法や農業基本法、教育基本法など49もの基本法が存在するそう。

私たちの関係でいきますと、昭和45年に制定された、障がい者の福祉の推進を目的とした障害者基本法があります。

 

 

 

さて、今回の「認知症基本法」については、すでに公表されている骨子案が今後の議論の土台になると考えられています。

 

その中で、この基本法の目的として「認知症に関する施策に関し、基本理念を定め、国、地方公共団体、事業者及び国民の責務を明らかにし、並びに認知症施策の推進に関する計画の策定について定める……」とされており、

 

また基本理念としては「認知症施策は……認知症の人がその有する能力に応じ、その意思を尊重し支援を受けられ」と記し、医療・介護サービスなどが「認知症の人の意向に応じ、常に認知症の人の立場に立って行われるよう」と続いています。

 

 

この基本法ではさらなる認知症への対策と取り組みを各行政区域や地域ごとで加速化できるよう、国に基本計画の策定を責務とし、各自治体に推進計画の策定を促しています。

 

 

具体的な施策として、それぞれの地域づくりや認知機能の低下予防、成年後見制度の利用、医療介護サービスの提供、若年性認知症の人の就労促進などが考えられているそう。

 

 

 

 

 

それでは、また。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「わたしがピンクになろうかしら(笑)・・・」