地域福祉と住環境。 「Sensin NAVI NO.105」
- 2018.10.08
- 高齢者福祉
- sensin
皆様こんにちは、ブロガーのMるでございます。
今回お届けするSensin NAVIですが、「レッスンその105」となります。
今回のお題は・・・・
「なに、ちゃっかり変身してるけど・・・」
「そういえば誰だったかしら?」
「ニーズが俺を呼んでいる!」
「人呼んで!!!」
・・・・・ババン!!
「地域密着戦隊センシンジャー!!!!」
「意外もなにも、とにかく知名度低いわよ、あなた」
「やっぱり・・・(汗)」
「まあいいわ、とにかく早く始めなさい!」
「・・・・・・・・・・はぁ~い」
さて、ここからは「本番」です。
さて、皆様は福祉住環境コーディネーターをご存知でしょうか。
以前にも紹介したことがありますが、敢えて今回もお伝えしていければと思います。
介護保険制度の導入を前に、1999年5月に東京商工会議所がスタートさせた検定資格のひとつで、1級から3級が存在します。ちなみに1級が誕生したのは2003年頃。
いわゆる名称通り福祉系の資格ですが、特に受験資格は要らず、誰でも受験することができるのが特徴。周りの方で何気に取得されている方もいるはずです。
その資格を取得する為の検定試験は、筆記試験で行われ、概ね年2回(7月と11月頃)実施されています。
ちなみに3級と2級は同時に受験したり、2級からでも受験できますが、2級に合格しなければ1級を受験することができません。
そもそもこの資格が誕生した背景として、
従来、建築は建築士、介護は介護福祉士、医療は医師や理学療法士などの専門職がそれぞれに担当し、全体的に見て住環境整備に必要な要素が抜け落ちやすい課題がありました。
こうした課題を解消するため、上記資格者であるそれぞれの分野の立場を理解し、かつ各専門職の仲立ちをすることで、よりご利用者並びにそのご家族の立場に立ち住環境整備を円滑化するための知識を得る、民間検定試験。
そしてこの検定試験を支援し、かつ普及を目的とした団体もあり、全国的にその活動を実施しています。
しかし、この資格単体ではなかなか専門対応ができず、実務的にはやはり、建築・医療・介護福祉・行政など、それそれが嘱する場面で活用するケースが多いのが実態です。
ちなみに参考までに、2級を取得した場合、介護保険を利用した住宅改修を行った際の必要書類である「住宅改修が必要な理由書」を作成することが認められています。
なお、この検定試験の合格点は全級で100点満点中70点以上となっています。
3級と2級はマークシート方式ですが、1級となるとその難易度は上がり、前後半でマークシート方式と記述式の2種類の試験を受験することとなっており、いずれも70点以上を獲得する必要とされています。
この資格が創設された当初、またほんの十数年前は一種のトレンドとして福祉関係者が多く受験され、多い時期には約30,000人以上が挑戦しています。
あくまで知識としての資格である為、実用性として評価されにくいと言うこと。
その為か、最近は年々受験希望者は低下傾向にあり、その存続すら危うい事態となっているそう。
受験する方は、建築関係の仕事のほか、やはり介護保険で福祉用具貸与や住宅改修などを行っている事業所の福祉用具専門相談員をはじめとした福祉関係者が圧倒的に多いようですが、
とりわけ最近は介護支援専門員が自分自身のスキルアップとマネジメントの幅を拡げる上で取得しているようです。
地域福祉の向上、包括ケアシステムの構築には、やはり住まいである住環境も重要な要素のひとつ。
もう少し知名度やその役割が明確化されれば、この資格は今後さらに活かされてくるはずです。
それでは、また。
「センシンジャーももう少し知名度を上げないとね・・・」
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