車窓から・・・vol.6
- 2018.09.22
- 児童福祉
- sensin
しまの杜こどもセンターの古林です。
津から志摩までの電車通勤が始まり、半年が経とうと
しています。
車窓からの景色も、春から夏、そして夏から秋へと
変わりつつあります。
夏の終わりのある日の夕方のことです。いつものように
鵜方駅のホームで乗り継ぎ待ちをしていると、近くから
家族連れの話し声が聞こえてきました。
お父さん、お母さん、4歳くらいと2歳くらいの子どもの
4人家族です。スペイン村やマリンランドに行って、ホテルにも
泊り、休日を満喫した帰りのようです。子どもたちは日頃、保育園に
通っているらしく、4歳くらいのお兄ちゃんとお母さんの会話に、
聞き耳を立ててしまいました。
(子)「たのしかったね!」
(母)「たのしかったね!」
(子)「明日もいこうよ!」
(母)「明日は保育園!」
(子)「ええ~!いやや!」
(何度も繰り返し)
(子)「明日も行きたい!」
(母)「明日は保育園。毎日がんばって保育園行って、パパとママも
毎日がんばってお仕事行って・・・
そしたら、また楽しいとこ行けるから、がんばろうね!」
この押し問答がしばらく続き、電車が到着して、4人は乗り込んで
いきました。
翌日、出勤途中の車窓から外の景色を見ながら、
スムーズに登園できたのかなあ~と、その時のやりとりを思い出して
しまいました。
毎日の受け入れ時、笑顔で登園されるお子さんもいれば、
「いやだ~!」「ママがいい~!」と、ぐずってなかなか
離れられないお子さんもいます。
前の日に何かあったのかもしれないし、朝からいつもと違うことが
あったのかもしれないし・・・
一人ひとりにそれぞれの事情があって、
みんな頑張って登園してきてくれているということを
心にとめて、「保育園にきてよかった!」と思ってもらえるように、
「たのしい」瞬間をいっぱいつくっていきたいと思います。
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