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2018年9月

ある夕方のケアマネジャー事務所。

  • 2018.09.05
  • 高齢者福祉
  • Posted by | sensin

高茶屋の地域総合ケアセンターの菊川です。

夏休みも終わり、子どもたちは、学校中心の生活が始まり、体が慣れるまで大変かと思います。大人は、いつもの生活に戻りホッとしているのかもしれません。

皆さまいかがお過ごしでしょうか?

 

 

今回は、先週の金曜日の夕方、高茶屋のケアマネジャー事務所での様子をお伝えします。

 

なにやら4名のケアマネジャーが訪問から戻り話し合っています。

 

 

K「ご利用者様より9/4台風が来そう、定期受診9/3に変更したい。ヘルパーさんに通院介助してほしいと電話が入りました。この日は、デイサービスの利用日で、そのままデイサービス行くとのこと。

つまり、自宅から病院に行き、そのあと自宅に戻らずにデイサービスに行くということだけど、介護保険のヘルパー利用は可能なの?」

 

S「ヘルパーの通院介助は、自宅が起点ということだから、行きだけの通院介助でもヘルパー利用できるのでは。ただし、受診後、病院からデイサービスまではヘルパー利用できないのではないか」

 

F「入院目的での、自宅から病院までの通院介助には、ヘルパーが使えないからこの場合も難しいのかなぁ、でも、デイサービス後自宅に戻るので使えるのかなぁ、でも、やはり帰りはデイサービスから帰るのでだめかもしれない」

 

K「今回は、急な利用日の変更で、ヘルパーの調整ができないかもしれない。これまでもそんな時は介護タクシーを利用している。しかし、介護保険が利用できるなら・・・・・」

 

こんな話し合いをしていました。

 

その間に、ケアマネジャーのバイブルである本を確認します。

 

 

 

 

 

今回は、最終的に保険者(津市の介護保険課)へ電話で問い合わせをしました。

 

結果、行きは、介護保険でヘルパーによる通院介助可能、病院からデイサービスへの移動は保険外、自宅を起点に、デイサービス後に自宅に戻るので、行きの通院介助は可能という考え方ですと保険者からの回答でした。

 

 

 

このように、私たちケアマネジャーは、まれな事例の時みんなで制度はどうなっているのかと、本を確認します。わからなければ、保険者に確認します。

根拠をしっかり持ち、どのようにしたらご利用者様が不利にならないか、いつも話し合っています。

 

今日の議論もすっきり終了です。