夏の名残に・・・。
- 2018.09.04
- 高齢者福祉
- sensin
みなさん、こんにちは。法人本部総務課の長岡です。
朝夕はメッキリとはいかないまでも、かなり涼しくまた、しのぎやすくなってまいりました今日このごろ、お変わりございませんでしょうか。
さて、あれだけ歴史的にも記録尽くめの酷暑の中で、寝苦しいやら、水分補給やら、はたまた不規則な生活の連続やらに大わらわ。
悪戦苦闘の末にようやく乗り切り、ホッとしたところにまた大型台風の来襲と息つく暇もありませんが、そんな理不尽な夏でも、いざ過ぎてしまうと、それはそれで、何となく物寂しいような気分に陥るのは、どうしてなのでしょう。
厳しい暑さとの戦いや冷房の頻回な使用、食欲減退などにより、自律神経が乱れ、疲れが蓄積していることで、精神的に弱気になるのも一つの原因かと思いますが、
一説によると、高気圧の種類にも関係があるのだそうです。
夏の空は何といっても濃い青色を背景に、綿菓子のような入道雲がムクムクと力強く湧き上がっている構図です。
これは、夏の高気圧が南の海からやって来て、大量の水蒸気含み、内包する上昇気流のエネルギーが、低い位置に積乱雲を発達させるからです。
一方、秋になると日本列島は、大陸方面からの水蒸気の少ない高気圧に覆われるため、空気が乾燥している分、空の透明度が増しパステル調となって、最近のブログにもたくさんの綺麗な写真がアップされていますように、高い位置に刷毛で描いたような「筋雲」や「いわし雲」が見られるようになります。
そのように奥行きの深い空を見上げることで、人間の存在自体が小さく感じられ、孤独感が増し、それが一抹の寂しさにつながっているのだとか。
夕暮れの時の茜雲などをみていると、人生の黄昏も感じてしまいそうです(笑)。
真夏に太陽の光を追いかけて成長してきたひまわりの花も、今やお疲れ気味のようで「もう十分」といった風情で顔を斜めに背けています。
その背後でコスモスが咲き乱れているのも、選手交代といったところでしょうか。
秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども
風の音にぞ おどろかれぬる
(古今和歌集 藤原敏行朝臣)
これからは日に日に秋も深まり、何をするに良い季節になります。ここらで気持ちを切り替え、人それぞれの「○○の秋」を楽しみましょう。では、また。
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