「水無月」に思う・・・。
- 2018.06.25
- 法人
- sensin
みなさん、こんにちは。法人本部総務課の長岡です。
梅雨真っ只中で毎日鬱陶しい日々が続きますが、いかがお過ごしのことでしょう。この時期、エアコンをつけると冷えすぎるし、かといってドライでは頼りない上に電気代も余計にかかる。
洗濯物は乾かず溜まる一方で、おまけに部屋干しでは臭いが気になる、畳んでいない洗濯物の中から着ていく服を探し出すのにもひと苦労など(笑)、不快指数もうなぎ登りといったところでしょうか。
ところで、旧暦で6月のことを「水無月」といいますが、これは、水が無い月ではなく、水無月の「無」が現在の「~の」にあたることから、「水の月」を意味することについては、以前もこの欄でお話いたしましたが、今回ご案内するのは、和菓子の「水無月」です。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、ういろうの生地の上3分の1ほどに、甘い小豆のつぶつぶがのった二等辺直角三角形のお菓子です。写真は法人本部の近くにあるT菓子館から入手したものですが、見た目にも涼しげで控えめな甘さが特色です。
私の生まれた京都は、伊賀と同じく盆地で、夏の蒸し暑さといえば半端ありません(笑)が、遠く平安時代には、冬の間に氷室(ひむろ)(Mる氏の好きな京介ではありません。)と呼ばれる地下保冷庫に貯蔵していた氷を、当時の貴族たちは、かき氷のようにして食して暑気払いをしたそうです。
庶民には、そのようなものに手が届くはずもなく、氷に見立てて、小麦粉で三角形のだんごを作り、小豆にはもともと邪気を祓う効用があるとされていたことから、それをのせて賞味したのが始まりだそうです。
滋養にも優れ夏バテ防止にも一役買っています。
一方、6月末日で、はや半年が過ぎようとしていますが、本当に月日が経つのも、あきれるほど早いものですね。12月末日の年越しの祓(はらい)に対し、半年間の穢れを落とす「夏越しの祓」が「茅の輪くぐり」の行事として、各地の神社で執り行われます。
茅の輪をくぐることで、病気や災いからのがれることができるとされていますので、この半年間を振り返り、イマイチ運気が盛り上がらないなぁとか、後半戦に新たなチャレンジをしてみようなどとお思いの方々には、良いきっかけになるかもしれません。
風そよぐ ならの小川の 夕暮れは
みそぎぞ夏の しるしなりける
(従二位家隆 「小倉百人一首」98番)
そんなことより、夏の暑さには、何と言ってものど越しの潤いが必要との向きには、ビアガーデンで「ぷはぁ~。」というのも一興ですね。
では、また。
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