「支援する」ということ・・・
- 2018.03.09
- 高齢者福祉
- sensin
こんにちは。志摩シルバーケア豊壽園です。
当施設は定員50名のご利用者様に10名ずつに分かれて生活をして頂く、ユニット型特養です。
余暇活動の一環として、毎月各ユニットで、季節の果物や野菜などの食材を使ったおやつ作りをして頂いています。
生活の一部に何らかの介助を要する方が多くみえますが、調理器具を持ったり、調理を始めると、自然と体が動くご利用者様もいらっしゃいます。
「昔取った杵柄よ」おっしゃられながら、黙々と作業をされています。
調理する内容によっては、包丁や、はさみなどの刃物も使用して頂きます。
お身体が不自由になられた方、認知症が進行してみえる方が対象の施設ではありますが、これは危ないあれは危ないと、行動を制限、抑制することは、認知症の進行を早めてしまう可能性があるとされています。
認知症そのものを治すということは、現代の医学をもってしても難しいことですが、認知症が原因で起こる周辺症状に関しては、お世話させて頂く、我々の技量により、軽減されるとも言われています。
当施設は、特別養護老人ホームです。
色んな病気や障害をお持ちの方がいらっしゃるのは確かですが、あくまでも[生活の場]であるということを忘れてはなりません。
法律にも・特養ホームは生活の場である。
・生活の向上を図るついの住処である。
と明記されています。
どのような病気を持っていても、普通の暮らしができ、その人らしく生きることができる生活支援をしなければなりません。
その人のことを思っての行動や、介護が、支援ではなく管理、場合によっては支配となってはならないのです。
現在、当施設のような特別養護老人ホームは、要介護3以上の方を対象とした入居施設です。
また入居された多くの方が、人生の最期のステージを過ごして頂く場所でもあります。
言葉にできない思いをくみ取る力、人生最期のステージを支え援けるとう責任感をより一層養い、
ご利用者様の生活を支援させて頂けたらと思います。
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